大阪石材社長ブログ

「心の意味や価値を可視化する」時代がやってきた

投稿日:2022年11月28日 更新日:

心というものは実に自由自在で、過去・現在・未来と動き、場所もイメージで描くことができる。外から情報が入れば一度抱いた「思い」を一瞬にして変更できるという融通性もある。
単に見えるモノの形を変えるというだけでなく、現実にないものまで生み出すことができる。

今まで人間は時代ごとに歴史的な文明を創ってきた。
IT化の進む未来は全く想像を超えた街づくりや商品づくりが行われることに違いない。
AI(人工頭脳)が発達して知識という世界をすべて記憶し、人間の代わりにロボットが具体的に動く。あと人間に残されているのは未来を創造する思考力だけである。
言い換えれば、文明レベルのことはAIがやってしまうのだ。

これからは心がどういう意味で、どういう価値で何を志しているかという目的の意味と価値を可視化する時代だ。人間の心を見透かすことであり、自分の「思い」を可視化することが望まれる智慧の時代ともいえる。
それには松下幸之助さんの「素直な心」を養はなければならない。
この「素直な心」を孔子ならどう言うかというと、「論語・子罕第九」の次の文に表れている。
「子四を断つ。意母く、必母く、固母く、我母し。」という文章だが、意味は「孔子先生は常に私意、執着、頑固、自我の四つを断たれた。」というものだ。
現代的に言うと、主観や憶測で考えず、執着もせず、無理やり自分を押し通さない、自分の都合ばかり考えない。こんなことでしょうか。
言うのは簡単だが、この状態を心に留めるにはどんなことをすればいいのかということになる。

坐禅で心を浄化すること。
あるいは、中村天風さんの言うように消極的言葉を自分の潜在意識からなくし、観念要素の更改をし、絶対積極意識を持つこと。そして呼吸法を覚えて心身統一することだ。
要するに、心を一番混乱させているのは「暇」であり、常に何かに働きかけ、動き、常に更なる課題を見つけて課題解決をし、より良く飛躍させる習慣を身に付け、磨くことだ。

みなさんは心の意味と価値の時代にどう対処されていますか?

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