大阪石材社長ブログ

「富について」考

投稿日:2023年6月9日 更新日:

蓄積されたモノが富となるが、モノは劣化してしまうので貨幣が生まれ、自由に交換できるようになり、さらに貨幣を持っていると金利がつくから必ず増えていく。
資本主義社会は生産と消費と貨幣で成り立ち、富の源泉は生産力ということになる。
要するに人間が生活するのに必要なものやサービスを生み出す力が生産力であるが、これは消費に対応していなければモノは価値がなくなり、捨てられる。
消費と生産のバランスによって経済が成り立っているのだ。

生産を拡大するために、大きな工場を建てたり、新しい技術の入った最新型の機械を入れてオートメ―ションでものづくりをするにはまずはお金がいる。
その纏まったお金を資本と言って、雪だるまのように自己増殖する性質がある。
そのため、金融機能の銀行が成り立っていて、銀行が企業や個人のお金を貸して金利で儲けるという仕組みだ。

リアルな社会では、銀行が大通りの角にエンタシスの石の柱の門構えで建っていたのが、情報化社会になって資本主義の王座につくのは、サービスでデータをいっぱい持っている企業、ならびにインターネット関連のパソコンやスマホのような情報機器を造る会社である。
通販ではアマゾン、プラットフォームではマイクロソフトやフェイスブック、グーグルなどが先端を走っている。
このプラットフォームにアプリを作り、小さいが独自のプラットフォームを作ることで成長企業となる。

しかし、モノが要らなくなったわけではなく衣服や食べ物を生産する生産力は必要だし、この生産様式もIT化により今までより効率的な方法に変化、進化しようとしている。
全自動の物流倉庫の建設を見れば、従来とは全く違う仕組みで投資費用は掛かるが効率が良くなっている。

情報化社会での資本主義は情報を量的にも質的にも、良いものをキャッチするIT化をした業界が成功することは間違いない。
さて、現状の事業のどこをどのように考えるか、最高のチャンスが到来しているのが現代だ。

みなさんはDXに取り組んでおられますか?

-経済
-