石材事業を起こして、二つ疑問に思ったことがある。
1.価格はどうして決まるかであるか。
2.企業は資本主義化において「競争と信用」がなけれなならず、「利潤追求」が目的か。
1.この疑問に100%の答えとは思っていないが、
マルクスの投下労働価値と言って、
商品をつくるのに原材料費、設備の償却費それに労働力などのかかった
費用を産出して、そこに利潤を足すいう考え方と、
もう一つは市場の供給量と需要量の差で、需要が多く供給が少ないと高くなり,逆だと安くなる。
2.利潤追求が目的だとしたら単なるお金好きの守銭道である。
ドラッカーの言うように社会貢献が一番と考える根拠を以下の人たちに学ぶ。
それにはどうしても仕事と人生が一体のものと考えるのが妥当だ。
元京都大学の総長・平澤 興先生は
「修養と人生、仕事と人生は一つのものである。
人生をはなれた修養はない。
また仕事をはなれて人生はない。」
ロダンは
「仕事は生活の方便ではない。生活の目的であり、
働く事が人生の価値であり、人生の歓喜である。」
この両人が言ってることが心から腑に落ちた。
仕事をするには経済的な事が絡まり、利潤がなければ再生産もできないのは事実だ。
しかし、それは手段であり目的ではない。
仕事と人生が一体なら、
1.競争(現象)ではなく、生き方である。
2.信用(ルール約束守る)でなく、三方よし、フェアプレイで良心を基準に照らす事だ。
仏教的な表現をすれば「色即是空・空即是色」だ。
色(現象)=結果、競争と信用に見える。
空(本質)=原因、利他行(社会貢献・他人を幸福に)して、
困難や難解なことを体当りで独自の道を創造する事だ。
現象は唯物論で説明できるが、自分という主人公が現実に飛び込むとしたら、(色即是空)
自分の内なる情熱が原因で結果の現象を生むという唯心論がいる。(空即是色)
さて目的達成には戦略と戦術がいる。
戦略とは「相手を負かす事でなく、自分を強くする事である。」
イチローは「やらされてる百発よりやる気の一発」と表現する。
確かに、隣の人と比較したり、競争する事もあるが、
長い眼で見れば自分に似合い、自分の得意とする独自の戦略を編み出す事である。
仕事・人生は一体であるがゆえに、
戦略とは「勝つこと」でなく、「どう生きるか」である。
戦術は具体的な方法で体も頭も心も動かすHOW TOをいう。。
生き生き生きるとは過去からの因縁に束縛される事でなく、
末来が開放的で希望で満ちているオープンマインドで空っぽにする事だ。
みなさんは仕事人生の戦略どのように考えられていますか?