孔子は「礼」の具体的行動まで教えてくれる

投稿日:2016年9月14日 更新日:

論語八佾(はちいつ)第三に、
「礼」について率直に質問されたのに孔子が具体的に答える場面がある。

「林放(りんぽう)礼の本を問う。
子曰く、大なるかな問いや。
礼はその奢らんよりは寧ろ検せよ。
喪(そう)はその易(そなわ)らんよりは寧ろ威(いた)めよ。」

意味=孔子と同じ国の「魯」の人の名前が林放さんがずばり「礼」の本質はと聞く、
孔子は大事な質問だね。と答え具体的に話す。
冠婚などの吉礼は、そなわるよりもむしろ倹約しろ派手にしない)
葬儀や服喪の凶礼は形式が整うよりむしろ心からいたみ悲しむようにしなさい。

「礼」と言う抽象的な意味を語るのでなく、具体的にこのように行動しなさいと諭している。
現代流に言えば「目出度いのはできるだけつつましく派手にしない、
逆に葬儀や喪に服すときには形にこだわらず、心からいたみ悲しむことだ。

孫子の兵法にある「治にいて乱 乱にいて治」と表現されているように、
心がいつも状況に飲み込まれるのでなく、自分のことを二番にして答えを出すように感じる。

仏教的に表現すると自我を抑え、無我の自分を自覚することに通じる。
無我とは自分の損得、好き嫌い、善悪を基準にしないことだ。
我がないのではない「良識」を基準にする無我の我がある。

現実に生きる中で自分を守るために常識的に自分の損得、好き嫌い、善悪を、
基準に考えるのは普通だ。

孔子のように、現実の光と影を知り、
さらにもう一度天(宇宙)から事実を捉え「良識」で判断する。
これができるには、現実の事実から逃げ出さず、
真っ向から事実を受け入れ多くの苦難と課題を乗り越える体験と解決へ導いた知恵を絞る事だ。
今を生き抜いたものこそが孔子と時代を超えて生きてる喜びが共感でき味わえる。

皆さんは「礼」をどんなように日常に生かされていますか?

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