東西の世界観の融合の時代

投稿日:2016年3月2日 更新日:

日本の数学者の岡潔さんとアラン・チューリングさんの数学に対する、
本質への追求の仕方の違いについて書かれていた。

「数学する身体性」(森田真生著)著書にある。

チューリングは客観化して追求する。(論理の世界)
岡潔さんは身体化して突き詰めるといのである。(身体化、一体化、融合の世界)

恩師小田切は本当の客観はないとよく話されていた。
顕微鏡で現象をごく微細に追及し原子核までたどりつく、
また望遠鏡で宇宙まで遠く観測するが、
現象の延長に過ぎないから、客観ではないというのである。(観主観)

観主観=現象を極大化し、極小化したに過ぎない。
(だからある範囲では法則は通用するが本質でない近似値だ)

ドイツのものづくりは徹底的に「モノ」は「モノ」として対象化するやり方だ。
モノには心はないと考える「唯物論」に徹するのである。

しかし、日本のモノ作りは「モノ」そのものへの一体化、身体化によって実現する。
よく魂が入るという表現をする。
「モノ」にも心があると考えるからだ。

自然との融合や一体化する作り方を無意識にするから、
使う人に使いやすく環境にも配慮したものつくりが出来る。
世界中で品質が高く評価される。

歴史的には縄文時代からのアニミズムで自然崇拝、
八百万の神々を敬う心が熟成されてきた。

般若心経の一説に「色即是空 空即是色」とセットの言葉になっているのがある。

唯物論的に分析して本質に行くのは「色即是空」とい方向だ。
唯心論的に演繹するのが日本流の「空即是色」である。

八チントンが言った「東西文明のの衝突の時代」でなく、
これからは、東西の世界観の融合の時代へ進化するに違いない。

皆さんは東西の世界観いかが考えますか?

no image

2020/11/24

「コロナが教える日本の民主主義」に思う

アメリカの民主主義で憲法が保障しているのは法による個人の自由である。コロナウイルスが世界中で拡大している中で、欧米では方 ...

no image

2020/11/20

「人間力を高める」

相撲の世界では横綱になるには「心技体」を鍛えることを諭す、教育の視点では心は「知情意」の三方を自ら鍛え高めて人間力を高め ...

no image

2020/11/19

「我」について

インドでは「我」のことをアートマンと呼んでいる。この「我」を全面否定したのがお釈迦様である。「我」とはエゴのことであり、 ...

no image

2020/11/15

「東洋的な自由」

トランプ大統領が敗北宣言をしないのは「自由」に対しての考え方が法による自由だからである。 世界で初めて共和国を創ったのは ...

no image

2020/11/13

「中庸」と「中道」の違い

孔孟と言われるのが一般に儒教で老荘が道教だ。「中庸」は論語の雍也第六「子曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮きこ ...

-生き方
-