「天根と天機について」

投稿日:2015年12月27日 更新日:

佐藤一斉の『言志録』に、
『未だ生まれざる時のわれを思えば、すなわち天根を知り、
方(まさ)に生まれるる時のわれを思えば、すなわち天機を知る』

意味=自分がまだ生まれるまえの母体にあるときは、混沌とした『無』の状態であることを天根といって、自分が新たな命として母体に天の妙配を見ることを天機といってる。
この命を格物(肉体と意志がある)と言い、
天の力を借り、生成発展して肉体はやがて死んで再び『無』に帰すというのである。

人間には『無』から『有』を生じさせる働きがある。
また必ず『有』から『無』に帰する(肉体的な死)のである。
仏教では『死』を四大分離と言うのである。
四大とは肉体の構成の性質(堅湿暖動)地水火風のこと。

しかし、善悪をわきまえないと使いこなせないというのは王陽明である。

『四言教』王陽明
1.善なく悪なきは心の体
2.善あり悪ありは意の動
3.善を知り悪を汁はこれ良知
4.善をなし悪を去るはこれ格物

意味
1.人間として命が与えられる前の状態は『無』である。天の法則そのものだ。
2.人間として生まれた肉体を持ったら『意』で判断するようになる。『おもい』のこと。
3.体験から善を知り悪を知る良心から判断の基準を知るのを良知というのである。
4.善を行動し、悪を行動しないのは肉体を持っている格物であるからだ。『行動』する主体のこと。
この格物こそが天機であるという。
人間は不完全であるが故に完全に『四言教』が実践できる人は大変意志の強い人である。
志が強ければ強いほど天を生かせる人物となる。

六祖慧能大観は『人間本来無一物 無一物なれば無尽蔵』と言ってる。
私のような凡人は『わかってるいるが善も悪もなす』
善思善行に徹しきれず反省しきりである。

皆さんは自分の天根生かし善行実践され限りなく福を得てますか?

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