謙虚・素直・孤独

投稿日:2015年12月4日 更新日:

船井幸雄さんは、
『謙虚な人は周りからも好感を持たれ、多くの人から好かれるようになります。
なお、相手を選ばず、物事を選ばず、何事からも学ぼうと、
いつも謙虚な態度を取れるように努力しているのが良い.』

凡人の私は知識もないし、相手が何を考えているのか解らないので、
ついつい下出にでていればいいという態度を取る。
体験と知識が未熟な時期にはこの態度を謙虚だと錯覚する。

松下幸之助さんは、
『素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。
逆境、順境そのいずれをも問わぬ。
それはその人のその時に与えられた一つの運命である。
ただその境涯に素直に生きるがいい。』

凡人の私は順も逆もなく分別せず、事実に向き合えない。
逆境は他責、順境は自責の判断をしている。

頭山 満さんは
『一人でい淋しくない人間になれ』

この人物は中村天風にスパイを命じた人だ。
若いときは「沈黙は金」といわれても理解ができなかった。
相手が話してくれないで黙ってしまうと『何を考えてるか』わからなくなり、
不安感や恐怖感がやってくる。
『何か悪いことしたか言ったか』自虐的にもなる。

たぶん勝気な人にはない心の動きだ。
でも自問自答し自分を見つめるときは『沈黙』は内省できるひと時となる。
何も考えず、自分を放り出したとき『ほんとの自分がいる』。

すべての社会関係や自分の価値観からも開放された時は淋しくないのだ。
論語に『徳は孤ならず必ず隣りあり』とある。
沈黙の徳を掴み取ることだ。

御釈迦さんは『天上天下唯我独尊』と言ってるが、
その心境にはなれない自分がいるから、
毎日の仕事や生きることに真剣になり、楽しむこともできるに違いない。

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