論語に学ぶ(憲問題十四)

投稿日:2015年9月8日 更新日:

論語は孔子は弟子たちや、隣国の政治をつかさどる人の質問に答えている問答が書かれている。
弟子の性格や性質を見抜き適切に答えているが、一方自分に対しては厳しくあまり自慢話はしない。

憲問十四のこの箇所は孔子は衛の国の大夫籧伯玉(きょはくぎょく)の使者の返答に感心し、
自らを謙虚に行動できてないと表現する場面がある。

凡人の私にとって、孔子も普通の人間だと共感するところだ。

孔子が「大夫はどうされてる」というのに、
使者答えて「夫子は其の過ちを寡く(すくなく)せんと欲して、
未だ能(あた)わざるなり。」

意味=大夫は過ちを少なくしようと努力されてますが、
未だにできてないと答えたのである。

この返答に感心し、素晴らしい使者だと孔子は言ってる。
付け加えて、
「子曰く、その位にあらざれば、其の政を謀らず」
「曽子曰く、君子は思うこと其の位を出でず。」
「子曰く君子は其の言のその行いに過ぐるを恥ず。」
「子曰く、君子の道なる者三つ、吾能くすること無し。
仁者は憂えず、知者は惑わず、勇者は懼れず。」
「子貢曰く、夫子自ら道(いう)なり」

意味=孔子は自分が其の地位にいなければ、
みだりに其の職務について口出ししない、
素晴らしい返答だというのである。

そこへ、弟子の曽子がよきリーダーは自分の職分以上のことは考えないものだ。
孔子先生を援護する発言をする。
すかさず、孔子はリーダーは自分の言葉が行いより以上になることを恥ずかしく思う。
さらに自分のことを謙遜して、リーダーには三つの条件があるが孔子はできてませんと謙虚に述べた。
1.思いやりのある仁者憂えず 2.知恵者は惑わない 3.勇者は懼れないがねと!!!

そこへ聡明な弟子の子貢が、この三つは孔子先生が自分で言われたことだけれども、
たぶん謙遜しておられると思うよ!!とフォローする場面だ。

孔子も人間だ。
完璧ではない。
いつもプロセスが大事であると歴史を学ぶ私たちに伝えてる。
悪戦苦闘して右に行ったり左に行ったりを楽しめる自分でありたい。
孔子は理想論だけ語って、自ら実践しない人ではない。
実に孔子の謙虚さ、人間味、不完全さがリアルに表現された場面だ。

皆さんは孔子どんなイメージ持ってますか?

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