グローカルの時代

投稿日:2015年7月27日 更新日:

安岡正篤先生が大阪で住まわれていた家を、文化財として管理している谷口さんが理事長の
仁愛というグループホームに母がお世話になって5~6年になる。

この施設ができたのも理事長のお母さんが認知証で、家庭介護され
大変だったことから地元と協議し、10年前に設立された。
大変温厚な方で立派な事業をされているのに学ぶところが多い。
仁愛というのも論語からつけられた名前だ。

昨日は納涼の家族会でカラオケやゲームなど屋台も出て、
にぎやかに施設の利用者が家族と楽しめる計らいの行事があり参加した。

理事長とは数年ぶりにお話す機会を得た。
浴衣姿で10人ほどの若い女性が接客していたのが印象的だったが、
フィリピンの介護を学び就職する人だと理事長から聞かされた。

実は数十年前に日本国籍をとるために、
たくさんのフィリピン女性が日本に来て結婚したが、離婚し母国に帰っているそうだ。
ところが、ろくに教育も受けられず苦しんでいることから発想され、
谷口さんが協会を作って国に働きかけ、
近くの小学校や中学校に話を付け、預かってもらい子供に教育を受けさせた。

中学卒業後介護の免許を取らせ育て働いてもらう道をつけておられる。
子供の教育なら、お母さんも就業ビザなしで日本に来れ働けるそうだ。

東京では多くの老人介護の施設が労務倒産し経営が成り立たずシャッターを閉めてるのが実情だ。
需要はいっぱいあるのだが、職員がいないため銀行の借入金返済ができないとのことだ。

日本は一体どうなってるのか嘆いておられた。
フィリピンの子達はつつましい生活をし、親に仕送りをしてる姿を見る。
谷口さんが育った時代なら戦後の日本でも同じように親にお金を入れるのが当たり前だった。
ところが、豊かになり、個人主義を謳歌する現代、身を粉に働くこと親に孝行することが薄れていると、
低開発国の人たちの支援をしながら深いため息をついておられたのが印象的だった。

世のため人のために奔走されている姿に感動を覚え、
苦労はあるがやりがいのあることを実行されてる。

彼は「グローカルの時代だ」と表現していた。
グローバルだが、ローカルな人と人のふれあいのある運動を目指すという意味だ。

素晴らしい経営者がいると勇気と熱意をもらった。

皆さんは高齢化で両親の面倒どうされていますか?

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