スマホの原型は1992年(平成4年)のIBMのタッチパネルというのがきっかけである。
本格的には2007年(平成19年)appleのアイフォンができてスマホの時代に突入、
スマート(賢い)電話の時代に入ったのである。
インターネットとスマートフォンがつながって購買の方法が大きく変化し、
アマゾンなどの通販市場が拡大している。
今や通販市場は17兆を超え数年後には25兆円市場になると予測されてる。
30年前にさかのぼると固定の電話だった。
場所が特定される不自由さがあったために、
ポケットベルという呼び出しの道具ができ、
同時に携帯電話も考えられるようになったのである。
さて、スマホができて2012年に爆発的に流行したアプリケーションはラインだ。
無料で仲間内は電話もでき会話のメールも送れる。
場所も時間も自由になり進化、爆発的に普及し、
これを機会にグルメや電車の発着、旅行アプリ、宿泊アプリと多様化する。
自分の要望を今すぐに実現され便利になる。
さらに進化してIoTと言って、
自宅のお風呂のスイッチをスマホでONするといった家電との連動商品が生み出されてる。
インターネットで検索すれば詳しくわからないことも探せるし、
車の手配から食事の注文宅配もできる。
当然、百貨店の売り上げはどんどん下がっていく始末で、
今や外国人客を取り込む戦略になっているのである。
なぜなら従来のようにウィンドウショッピングを楽しむことなく、
買い物を楽しんだり試着することもしなくなった。
それは返品可能だからだ。
情報化によって、ますます時間短縮で人間が時間に追われている。
技術が発達することにより場所からも時間からも解放されて、
自分が自由になるのはいいことだ。
ところが文明の発展は文化の衰退を同時に招いているのである。
世界はグローバル化へ舵を切って、個人の自由と自在を得ているのですが、
日本の「おもてなしの心」というきめ細かい気遣いからくる「思いやりの心」「仁」「恕」といった、
他人を思いやる推理力、洞察力、創造力を失われてきてる。
ラインでは話しできるが面と向かってのコミュニケーションができない若者が増えている。
グローバル化とローカル化を併せ持った方法として「グローカル化」と標榜する心ある人がいる。
これはインターネットを使って地方の特産物や文化芸能を発信するという試みだ。
今こそ、自分で現地に行って体験し味わう、
今こそ自分でいろいろ学んで自分で考えて他人のために役立つ提案をする。
それを実行するのは休日や余暇でなく「働く」中で実践する意識を強く持つことだ。
働くとは他人のためになってるから「事に仕える」利他行という意味だ。
生活のために我慢して取り組むというのは初めのころは仕方ないとしても、
毎日ある目標もって仕事を責任もって仕上げるには「喜び」がなければなりません。
それは、自分の存在が役に立ってるという実感がいる。
自分の仕事を世界的な視野で行動するグローカル仕事術を思考(志向)して、
資本主義社会の中で「信用と競争」と言われている意識を「信用と調和」へ転換することだ。
それには自分の心を三つの意識に強く思うことだ。
1、絶対積極意識(中村天風)
2、絶対肯定意識(芳村思風)
3、絶対至善意識(吉田松陰)
古来先人は利己的意識は互いを殺しあう意識になるので、
利他的意識を自ら醸成して自分を磨くことが幸福な人生を送れると諭す。
日蓮の言葉に
「浄土というも地獄というも外には候らわず、ただ我らの胸の間にあり」
皆さんは無意識ですか?意識してますか、利他行思考?