五祖法演の四戒

投稿日:2012年10月14日 更新日:

戒律というのは仏教では、
戒=自分で戒めること。
律=サンガという修行僧の集団での罰則規定だ。

現代は法治国家だから法律さえ守っていれば自由だと思われるが違う。
人間の集団には自分の心を養い、
「慎み」や「忍辱」することも同時に養なわないと共同生活は出来ない。

道徳や倫理と言うことをかざすつもりはないが、
人間同士が相補的な関係をつくり、他人を認め協調することが共同生活する上で重要だ。

それには自分に寛容な心をつくらねばならない。
どんな状況でも100%起る事実を受け入れる心の姿勢と、
仏教の中道の判断決断で自他を和する行動が大事だ。

さて、そこで「法演四戒」を参考に紹介する。

1.「勢い、使い尽くすべからず。勢い、使い尽くさば、禍かなざる至る」
孫子も言ってますが「治にいて乱、乱にいて治」
平和なときには乱を創造して調子に乗るな!
現実が乱になったら心穏やかに対処しろと言うことだ。

2.「福、受け尽くすべからず。福、福、もしうく尽くさば、縁必ず弧なり」
恵まれた幸せをいい気になってほしいままにしてると、幸福をもたらす縁の糸が切れてしまうという事。

3.「規矩、行き尽くすべからず。規矩、行き尽くさば、人必ずこれ繁とす」
手本を示すのも良いが、一点の非もないようでは、かえってうるさがられる。
人の上に立つものはどこかに抜けたところがないと、部下は成長しない。

4.「好語、説き尽すべからず。好語、説き尽くさば、人必ずこれを易んず」
いくら立派な言葉でも微に入り細を穿って解きつくすと安っぽくみられる。

人間は自分の私利私欲と観念(思い込み)の妄想で苦しみを自らつくっているからこそ、
禅は教える。「空」「無我」
「一時の坐禅は一時の仏、一日の坐禅は一日の仏、一生の坐禅は一生の仏」

現実には達磨さんのように面壁九年、壁に向かって座わることは出来ないが、
せめて、一瞬でも心を空っぽにすれば開放的で楽しくなり自由を得れるのではないだろうか?

みなさんは法演さんの四戒どれくらい出来てますか?

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