マネジメントの時代

投稿日:2015年4月24日 更新日:

車や家電、IT産業の製造業はグローバル企業である。
このモノ造りは絶えず技術革新とコスト削減を課題に世界中に拠点を展開する。
ベンツのSクラスはドイツで作られているのではない。ベトナムだ。
人件費や部品調達が消費地に近く輸送コストの削減できる仕組みを作る。

今シャープは赤字で2000億とも3000億とも言われる融資を、
メイン銀行から取り付けてるところだ。
早川徳治さん創業の名門の家電の会社だが国際競争の中で、
戦略や製造現場国をどこで実行するなどの決断が重要な会社の命運を決める。

一方国内の企業の大半はサービス業で労働生産性の低い人間が相手のローカル経済である。
日本のあらゆる産業で少子高齢化により、売り上げが下がって拡大ができない状態だ。

ここで登場する理論はドラッカーのマネジメントである。
彼は「顧客創造」こそがキーであり、その実行には二つある。
1.イノベーションであり改革する。
2.マーケティングにより潜在需要を浮かび上がらせる。
それには技術とコストというものつくりの課題でなく、
人間を感動させる課題を明確に持ち、感動付加価値を作ることを提唱している。


サービス業は生産性が低い仕事であるが、この品質向上と感動付加価値を作り出すことだと言い切る。

「マネジメントはマニュアルは通用しない。」

言い換えると人間相手だからだ。

ドラッカーはそれを知識労働と言ってるが、
もう一歩進めると知恵労働ができる人のことである。
知恵労働(私の仮説)とは、
1.カネの論理と人の論理の矛盾を飛躍させるマネジメント能力
2.合理性と情理性を飛躍させる哲学的な知恵がいる。

情と理の衝突から飛躍させ、
現実と理想のハザマで飛躍させるタフな哲学がいる時代だ。

ドラッカーは知識社会の三つの特徴として、
1.仕事を自由に選べる時代でありキャリアを積む時代。
2.誰でもが学ぶ機会があり学べる時代。
3.しかし、成功するものと成功しないものがはっきり区別される時代だ。

だから仕事以外のボランティアや趣味での仲間の形成や、
自己存在を確認できるグループに属すことが重要と指摘する。
(うつ病のような精神障害が出る)

仕事も人生もマネジメントの品質を自分で作る時代が来たようだ。

皆さんはマニュアルの通用しない時代のマネジメント如何考えますか?

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