流通の再編が起こってる、今必要なのは独立自尊の気概である。

投稿日:2014年10月1日 更新日:

1989年バブルが崩壊し、金融が再編されていく過程で、
北海道拓殖銀行の倒産、山一證券の倒産と相次いだ。
走行中の車にブレーキをかけても慣性の法則でまだ惰性で走り続けるのと同じように、
平成七年の神戸の震災までと、震災の特需の景気が終わるまで、
一般のわれわれには失われた10年がさらに10年のデフレになることは気づかなかった。

私が感じるのは、流通の再編と業態の変化はあらゆる産業を根底から変えろという兆候だ。
イトーヨーカードーは中内功氏が作ったダイエーを完全子会社で傘下にいれ、
新しい業態を作りダイエーの名前をなくすそうだ。

セブンイレブンに遅れをとってるローソンは成城石井を買収し製造小売業で、
高級品の品揃えに着眼する。(成城石井は増収増益で約550億で買収)

昭和の30年代に主婦の店として千林に開店された中内功のダイエーは、
『流通革命』というなのもとに庶民の味方として、メーカーと戦い価格破壊を行ってきた。

当時、政治では『安保問題』を皮切りに、
共産主義社会こそ理想だと学生運動が盛んだった時代だ。

中内さんは流通大学を神戸に創り、
1988年から2005年までに931通のはがきをかいて在校生を激励した。
最初の入学式のはがきを紹介すると、
『自主、自律、自己責任を持つことがほんとうの自由』と語り、
神戸の大震災のときは、
『悲観は気分から生まれる、楽観は意思から生まれる』というメッセージだった。

私は彼はお金儲けに生きたのでなく、
ほんとうに心のそこから消費者の代表者として流通を考え、
戦争で戦死した人の分まで命がけで戦ってきたように感じる。
ダイエーの名前はなくなるが、彼の使命感や言葉は語り継がれる。
私も事業家の一人として、使命感を明確に『世のため人のために』これからの時間を使いたい。

彼の自由の定義こそが、今の日本に求められる独立自尊の気概ではないかと改めて反省する次第だ。

皆さんは中内さんの言霊をいかが感じますか?

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