言葉の置き薬

投稿日:2014年7月27日 更新日:

越中富山の置き薬は皆さんご存知でしょうか?
常備薬を半年に一回ぐらい使用した分を入れ替えて、
薬箱を家庭に配置する薬の売りがくる。

これは300年以上の歴史があり、富山藩の川の氾濫により、
治水工事費用捻出のために考え出された。
「先用後利」の精神で全国津々浦々に行き渡っていった。

気が利いてるのが薬と共に「言葉の置き薬」と半紙に書いて、
日常の人生訓を入れていったのである。

言葉の置き薬

1.大成する人は、気に入らないことの中にもよさを発見する。
2.困難に出会うのは不幸ではない。自分を伸ばす好機である。
3.困難を嫌がる心は、かえって苦しいことを作り出す。
4.当たり前と思うところに感謝すべきことがいっぱいある。
5.忍耐とは希望を持つ技術
6.知恵や学問より、真心と実行がなけれは事業は成功しない。
7.仕事が成功するかどうかは小さいことを、おろそかにするかしないで決まる。
8.働くことに情熱を持ってる人は人生を楽しくする。
9.「有難う」の一言は人間関係の潤滑油
10.他人をうらやむのは精一杯の働きを生きてないからである。
11.人には年齢に応じた「初心」がある。

江戸時代、柳行李(やなぎこうり)を背負って、薬を売り歩いたのである。
身体も心も治す思いを庶民を励ます根本的な事業観があった。
お役に立つことを一番にして考えられたビジネスモデルだ。
今もこの精神は生き続けている。

皆さんは常備薬の置き薬置いてますか?

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