八転倒について

投稿日:2014年4月6日 更新日:

般若心経に「遠離一切顚倒夢想」と言う言葉がある。
「遠離」=遠ざけると言う意味
「顚倒夢想」=勘違い、間違い、誤った考え、妄想

仏教ではどんな勘違いをしているかと言うと八つある、と解くのだ。

1.常顚倒
 (すべてのものが変化しないでつねであると間違って考える)        
 逆に無常顚倒(この世ははかないと悲観しすぎる)
2.楽顚倒
 (苦しみの元となることは楽しみだと思い込む)
 逆に無楽顚倒(心身を悪くするほど苦行する、自分をいじめることが良いと思い込む)
3.我顚倒
 (我に執着すること)
 逆に無我顚倒(目的ややる気を全く失うこと)
4.浄顚倒
 (上辺の美しさにとらわれ不浄であることに気づかない、気づいても知らん振りをする)
 逆に無浄顚倒(不浄であることを悟りと誤解する)

このように「常楽我浄」に偏っても
「無常無楽無我無浄」に極端に偏ってもだめであると諭す。
「中道」こそが「正」だと教える。
仏教で言う「正」=「し続けること」反対は「邪」で「しなくなること」だ。
「○×でないこと」をここに付け加えておく。

仏教実践の行動論である。
決して知識で答えを出す解説論ではない。
道元は「冷暖自知」=冷たい熱いは自分で知れ!
このように突き放す。
実践で体得することだと言うのだ。

偏らない自分でいることのほうが難しい。

みなさんは中道の自分であり続けられる方法ご存知ですか?

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