今朝、製造の朝礼に出た。
毎朝みんなで『月間朝礼』の読み合わせをする。
今日のテーマは『マナー優先』と言う話が書かれていた。
ゴルフはルールよりマナーを先に覚えることを強調するそうだ。
一緒にプレーする人が気持ちよくプレーしてもらうからだ。
具体的に五つのポイントをあげている。
1、自分のプレーは早く完了
2、一緒に回る人のボールに気を配る
3、打数は正確に、正直に
4、してもらって嬉しいことをどんどんやる
5、自分の後にプレーする人のことにも配慮する
これは茶道の作法と同じような項目だ.
室町の中期にわび茶を創始した村田珠光(1422~1502年)の弟子に、
粟田口の善法という良恩寺の僧、善法がいて、珠光は侘びた風情の極地と誉めた。
というのも、生涯、茄子型の口がツンと突き出した釜を片時も話さず、
飯を炊いて食事をしたり、道行く人に一服お茶を与えたりした。
なんとも自在で自由な茶道である。
おもてなしの心、マナー優先だし贅沢をしない、
ごく普通に楽しむ侘び茶原風景だ。
それもお客人をルールで雁字搦めにするのでなく、
好きに飲んでもらうのが流儀だ。
(開放的で奔放な雰囲気が感じられる)
ある時、秀吉が利休に、善法の釜で茶会を開くことを命じる。
すると善法は釜を石で砕いてしまったのである。
それを聞いた秀吉は『善法は本当の茶人』と感服して、
似せた釜を二つ作り、一つは秀吉、
もうひとつは良恩寺の寺宝になリ保管されているそうだ。
私たちは守らなければならないのは二つあります。
仏教では戒律といいます。
『律』とは法律です。ルールです。
ルールさえ守もっていれば何をしても良いということではありません。
社会生活には最低限ルールは守らねばなりません。
もうひとつは『戒』といって、自ら自分で守る規範、即ちマナーである。
ゴルフもマナーが優先された上でルールを守ることだ。
ルールは時代によって変わりますが、
マナーは人間に対する配慮の心ですから、やりすぎることはありません。
最澄の言葉に『衣食の中に道心なし 道心の中に衣食あり』と言う言葉がある。
言いかえると、『ルールの中にマナーはなく マナーの中にルールあり』
マナー優先は人間が互いに助け合う社会の成熟度を表す基準だ。
みなさんはマナー優先のゴルフ精神いかが感じられますか?