手洗いうがいをすることは『自利利他』の実践だ。

投稿日:2013年12月28日 更新日:

2013年12月28日は仕事納めの日だ。
インフルエンザが流行し始めるころになった。
毎年、決まりきったように『手洗いうがいを励行しましょう』と標語を聞くが、
病気にならないので、聞き流して実行しようとはしませんでした。

どんなすばらしいことばでも自分が『今』苦しい状況なら聞き入れるが、
別に困ってないと思えば、他人の忠告は聞き入れなく、
聞き流してしまうのが凡人の私だ。

ただ、自分に大きな夢や志がもっているときは、
何とか現状をより良く発展させ、進化させたいとアンテナを張っているので、
他人の意見や自然現象や現実の出来事から解決方法を見つけ出そうと意識が働き、
素直に聞き入れようとするのも事実だ。

二週間ほど前から私の下半身の皮膚に赤い斑点のような腫れができていたので、
オロナイン軟膏を塗っていたが、
この赤い斑点は消えないので新石切の駅前の皮膚科で見てもらうことにした。

先生は原因は二つ考えられるとおっしゃられた。
1.皮膚が弱っていて土など触って手洗いせず皮膚をさわって免疫が落ちていて被れたか?
2.何かの細菌に感染し繁殖しているかである。

診察を終え、細菌ではなさそうだと顕微鏡を見ておっしゃられ、
塗り薬を処方してもらうことになった。

そこで先生から手洗いうがいの『自利利他』について教えられた。
外出から帰って、食べ物を食べたり、肌に直接触れたりするときには、
自分の手や口中には一杯菌がついているので、
自分を守る意味で手洗いうがいをするのは『自利』

次に不浄なものをさわったとき、
たとえば、トイレに行った後の手洗いは『利他』他人にばい菌をまかないためである。
まとめると、外出や不浄なものを触る前には『自利』で自分のため、
触ってしまえば『利他』で他人のためにばい菌をまかないようにすること。
実に賦に落ちる解説に感心した次第だ。

幼いころは母から言われていたが、手間がかかるので実行せず、
大人になって元気だから必要ないと勝手に考え、事前の手洗いうがいが欠けていた。

仏教では『同行二人』と書いてお遍路さんが弘法大師と二人で四国八十八箇所の寺を
巡るのである。
これは『四摂事』(ししょうじ)と言って、
仏教の教えの実践方法の四つのうちの一つに当たる。
1)『同事』=相手と同じ目線に立って、コラボレーション(協働)することパートナーシップを意味する。
他の三つも紹介する。
2)『利行』=自分のみと口と心を使ってた実際的なエネルギーを発するアクション(行動)。
3)『愛語』=優しく肯定的な愛ある言葉をかける。
4)『布施』=見返りを求めず、モノでも心でも惜しみなく他者に分け与え、
     自分のできることを自然に行う。

私たちは自分を中心に『損得、好き嫌い、都合の善いこと、悪いこと』の価値から離れられず、
上記の四つのことができないから苦しんでいる。
利己心からでも利他心からでもいいから、
行動は『同事』を意味するので対立しないのだ。
後の三つは相手を喜ばすことだから人間関係はうまく行く。
最近の若者がコミュニケーションが嫌いなのは、自分を中心に考えるからに違いない。
コミュニケーションのコツが2500前の仏教の中に実践の方法が書かれている。

年末の仕事納めに皮膚科の先生から『自利利他』を学び、
日々の行動の中に『自利利他』を実践する尊さに気づいた。

来年はみなさんにとって、更なる発展、繁栄、進化の年でありますように!!!!

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