今年も新入社員を迎える季節になりました。
例年2月に新入社員の食事会をします。
その時に読書感想文を書いて私宛に送ってもらいます。
3月に入って一人目の感想文が届いたのでさっそく読みました。
課題図書は松下幸之助さんの「素直な心になるために」を読んでもらいました。
彼の文章の最初に「素直な心の定義が自分が思っていたのとは違った」と書き始められていた。
1、自分の定義=ただ言うことを聞くのが素直な心
2、松下さんの定義=他人に対して謙虚に耳を傾けることで、
私心にとらわれない、平常心、正しい価値を知る。
彼は他人に気遣いばかりして嫌われないかを考えて生きていたことに気づいた。
素直な心は追い求めるものと思っていたが、
もともと自分の中にあり、それを引き出すにはこざかしさや、
私利私欲を捨て頑固さを取り除いていけば、
誰でも美しく輝く無邪気な素直な心が出てくると書かれていて驚きを覚えたようだ。
大人になるにつれて知識や問題解決能力を得るが、
一方で素直な心を忘れがちになると気づいた。
だから「素直な心」を忘れず、社会人として成長したい、
「精一杯頑張ります。」と文章は締めくくられていた。
人間はいったん仕事の場に入ると自分の立場や責任もかかってくる。
だからどうしても利害関係が出てきて人間関係が複雑になっていく。
しかし、自分の小さな利害を捨てる覚悟さえできれば「素直な心」は持ち続けられる。
これがなかなかできなく執着するのが人間の性でもある。(反省)
皆さんは「素直な心」に今成れていますか?