膜妄想(まくもうそう)

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心は鍛えなければなりません。
生まれたままでいいわけはない。
蒙古が襲来したときに18歳の執権北条時宗に無学祖元禅師が、
「喝」と妄想するなかれといった言葉である。

時宗公は自分は気が弱い、決断ができないことはよくわかっていた。
当然、経験もなく、蒙古人の武器も知らないので、
不安が増殖し妄想となって押しかかってきたのである。

もちろん無学祖元禅師は日ごろから時宗公に心を鍛える5つを伝授していた。
1、外界の庶事に心奪われることなかれ。
 外界の世界の様々なことに心を奪られないこと。
 時々は自分で外界を遮断することも大事。
2、外界の庶事物に貪着することなかれ。
 外界の様々な物事にむさぼりこだわることなかれ。
 嗜好品をむさぼったり、ストレス発散とか言って、
 遊興やお酒はほどほどはいいが、行き過ぎてはだめということだ。
 集中力が鈍るからだ。
3、念を止めんとするなかれ、念止めざるなかれ。ただ一念不念を努めよ。
 雑念は消えることないので、止める必要はない。
 ただ一念不念に努めよ。自分の目の前にあることに集中する、それ以外は考えない。
 仕事の時は仕事、茶を飲むときは茶を飲むというようにすることだ。
4、心量は拡大すべし。
 「心量」とは度量を広く持つことだ。
 心は心によっているもの、だから聞く者の広さを持つ。
5、勇勢を保持すべし。
 時宗公は鎌倉武士だから、志、気持ちを失うなということはいけないということだ。
 命を懸けて戦うには世のため人のためという志がいる。

誰でも若い時は気弱で決断力がないのが普通だ。
無鉄砲で気の強いとこ見せて自滅するやつもいる。
しかし、多くの人を預かってる執権ならばこそ慎重になるのも致し方ない。
自分一人も背負えないのに他人を背負えるかと思うのが凡人の我々だ。
だから、必然的に場当たりで体験し、焦って事態に恐れてしまい、
緊張のあまり何にも対処ができなくなるのだ。
常日頃から、自分の心を禅師の教えに従って鍛錬していれば大丈夫だろう。

皆さんは自分の心鍛えられていますか?

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