坂村真民さんの詩「こちらから」

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愛媛県、松山空港についてタンポポ堂に坂村真民先生を訪ねて20数年になる。
先生の『念ずれば花開く』の碑を建立する手伝いをしてる石材店の社長に引き合わせてもらったので、
講演依頼は快諾いただけると思って伺ったのだが、答えは「NO」だった。

一遍上人を尊敬され、お母さんが『念ずれば花開く』と何か苦しいことや困ったとき、
口に出して言っておられた言葉を本当に願ってる人に届け、
一緒になって現実を受け入れ、生きる勇気に変えることを使命と考えらていて、
晴れがましく人前で講演することが目的で詩を書かれているのではないからだ。
自費出版の「詩国」という詩集を毎月発行され、集う人に送り続けられる謙虚な態度人柄だ。

先生は夜中の十二時に起き、重信川に行き、心を静かに詩作されていた。
亡くなられてすでに三年になるだろうか?
知人から寒中見舞いのハガキに真民先生の詩が書かれていたので、
以上のようなエピソードを思い出した。

     「こちらから」
 
 こちらから頭を下げる
 こちらから挨拶をする
 こちらから手を合わせる
 こちらから詫びる
 こちらから声をかける
 すべてこちらからすれば
 争いもなく なごやかにゆく
 こちらから『おーい』と呼べば
 あちらから『おーい』と答え
 赤ん坊が泣けば お母さんが飛んでくる
 すべて自然も人間もそうできてるのだ
 仏様へもこちらから近づいていこう
 どんなにか喜ばれることだろう

その後もう一回先生とご縁がある。
それは大阪茨木の千提寺にある『まだま村』〔立花之則村長〕に、
一万人の手で彫られた『念ずれば花開く』の碑の建碑式を手伝わせてもらった時だ。
愛媛から先生がこられ『入魂式』を行ったときお会いしたのが二回目だった。〔2000年2月〕
今は懐かしく思い出すだけだ。
この詩を読んでいて『こちらから』が出来ているかと問いかけられてるようで『ドキ!』

みなさんは『こちらから』できてますか?

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