私が生まれた時に自分の心の二つの取扱説明書を忘れたのである。
ひとつは考え方を自己中心に考えるのでなく、
利他心で考えると調和するという考え方の取扱い説明書。
『人間は自分のことばかり考えてるうちは、
悩みは尽きることはありません。
ところが、いつも周囲の人や、多くの人の事や、
多くの人のことを考えている人には、
悩みというものはありません。』
イエローハットの鍵山秀三郎さんの言葉。
もうひとつは人間は「忘れること」が、自己の執着を捨て新しいことが入ってくるという、
心の新陳代謝する取扱説明書である。
人間は一晩眠ると、どんなに今日良いことをしても忘れ、
悪いことも悪さが時間と共に薄れる。
だからと言って、悪用して人を傷つけたり、盗みは集団生活の秩序を乱すのでダメ。
失敗や心配と言った自分の内面の不安や苦悩は忘れることで、未来に向かって発展、
進化する勇気が出る。
『心構えはどんなに磨いても、毎朝、ゼロになる能力である。
ちょうど、毎朝起きたら歯を磨くように、
心構えも毎日磨きなおさなければならない。』
社会教育家の田中真澄さんの言葉
孔子が論語の中で『朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり』といってるのも頷ける。
人間は平等につくられてるのに、自分という人間の取り扱い方がみんな違うのだろう。
みなさんは人間の取り扱いの基準をどこにあわせるかご存知ですか?