拝金主義者はニヒリスト

投稿日:2012年6月17日 更新日:

拝金主義者はニヒリスト
先日、ある会合で私が尊敬する経営者が「拝金主義者はニヒリスト」といったので、
ハガキで「どういう意味ですか?」と問いました。

すると丁寧に手紙を書いて送ってくれました。
そこにはITバブルで、もてはやされたホリエモンの事が書かれていました。
時価株をあげる仕掛けをし、マスコミをうまく使った彼こそニヒリストだという論調だった。
私はニヒルとは自分は何も行動しないで評論ばかりの傍観者と思い込んでいましたが、
お金だけに執着するのも実は世の中をはかなんで人間の使命や意義を無視し、
人間を単なる金集めの道具〔モノ〕と考えてるという事でニヒルなんですね。

彼がそう表現した基本の考えは森信三先生の言葉だと書いていました。

「人間の生涯を通じて実現せられる価値は、
 その人が人生における自分の使命の意義を、
 いかほど深く自覚し生きるか否かに比例する」
     
      森信三
彼は続ける。
今の日本人が自分の使命・意義を見失ってる結果、
価値が実現できなくなったのが、
日本の活力のなさだとつづられてる。

そんなマクロの批判をする前に、
経営者として自分が人生の意義と価値を社員に語り、
自分の人生観を高め自らを磨き、
ともに働く社員が生き生き人生を送ってもらうために、
われわれ経営者に課せられた使命を果たし実践することだと結ばれていた。

ここまで言い切れる経営者はすばらしいし、
実際経常利益も出し、地域やお客さんからも誠実な企業として信頼されてる事実がある。

私たちの経営の使命は売り手良し買い手良し世間良しの「三方良し」で幸福創造を実現することだ。
誰にも負けない努力をし、意義、使命を果たす企業活動をコツコツ続ける覚悟だ。

みなさんは働く中で自分の意義と価値高められてますか?

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