無財の七施

投稿日:2012年6月27日 更新日:

無財の七施
仕事・人生において具体的なやり方で行動しないと実現しません。
もちろんすべての出来事は「因果の法則」が働く。

幸せになりたいと思う事は誰でも出来る。
出来ないのは思ったことを実際に実行に移すことだ。

実行に移すとは「自分が願ったこと」以外には脇目も触れず集中することだ。
みんな理屈はわかってるが、実行する人と、頭でわかって実行しない人がいるだけだ。

事業を始めて、具体的に技術もまだまだ未熟で、知識や体験も数少なかったとき、
小田切先生に、事業はお客さんという相手があってすることだ。
だから六波羅蜜の中の「布施忍辱」に徹しなさい。
すると必ず他の「持戒禅定」「智慧精進」という動作が出来る。
私は学者だから「智慧精進」だ。
侍や軍人なら武器持ってるから「持戒禅定」だと教えられた。

その中でも今すぐ出来ることがあると教えられたのは、
「無財の七施」だ。お金がなくても自分さえやろうと思えばできることだ。

こんな風に書くと根性主義の精神論と受け取られるが違う。
具体的な手法の前に一番大事なことは自分の心が「願う事、思う事」だ。
これが原因になって、人間が考え行動する。〔プロセス〕
その結果、何か世の中やお客さんに役に立つ具体的なことが実現されるのだ。

まず、事業なら「世の中に役立つように」
という願い、思いがなければ具体的に何をしたらいいかわからない。
心の構えが原因だ。
稲盛さんは第二電電を作るときに、「みんなが安い通信ができるように」と願って新規参入された。
しかし、苦難が続きやりだしてもうまく行かないときに自分の志を再確認するように、
「動機善私心なかりし」と自問自答されたそうだ。

無財の七施
1)眼施=やさしいまなざし
2)和顔悦色施=自愛にあふれた笑顔で接する
3)言慈施=温かい言葉
4)身施=自分の身体使って人の為にする
5)心施=思いやりの心を持つ
6)床座施=自分の席をゆずる
7)房舎施=宿を貸す

誰にでもこの行為が出来るようになる努力がいると自問自答だ。

みなさんは人間に対してどんなことして仲良くなろうとしますか?

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