池本栄二さんから毎月、小冊子の贈り物いただいてます。

投稿日:2012年7月13日 更新日:

池本栄二さんから毎月、小冊子の贈り物いただいてます。
池本さんから心を育てる月刊誌『ニューモラル』が毎月送られてくる。
モラロジー研究所から発行されてる小冊子だ。
今月のタイトルは『暮らしに生かす「三方よし」』と、弊社の企業理念と同じだ。

最後のページに三つの心を育てると書かれていた。
1)感謝の心
大自然の恵み、また家庭や国の恩恵などに対する感謝の心は自分の命はもちろん、あらゆる命を大切にする尊厳性を育みます。
そして恩返しをしたり社会や世界に貢献していく勇気を育てます。

2)思いやりの心
相手の立場にたって考えることが出来る思いやりの心は、人の喜びや悲しみ・痛みへの共感性を育みます。
そして自分を反省したり、相手を許す謙虚さや周囲に奉仕する深い優しさを育みます。

3)自立の心
夢や志に向かって、主体性を持って生きようとする自立の心は、家庭人、社会人、また国民として責任感や使命感を育みます。
そして地域や国際社会に目を向けていくたくましさを育みます。

『知徳一体』の建学精神を持つ学校法人廣池学園もある。
池本さんの柔和な人柄はこんな学びから育まれたのだと察する。
私たち経営に携わるものは目先のお金儲けに走ってしまうことを強く戒めなければならない。
彼はそんな思いから、自分を鍛え磨くのにモラロジーの学びをしてるのだろう。
仏教の唯識では『転依』(てんね)といって、依り所を転換する。
持種依=アラヤシキと言う潜在意識から物の道理を洞察するように自分を変えることを意味
する。
要するに利己心を一番にするんでなく、利他心を一番に変えて行動することだ。
人間の本能が強いので無意識になると自己中心の利己心に自分が支配される。
言うは易し、行いは難しだ。

タゴールは、
『人間の自由は、苦痛を救われることにあるのでなく、その苦痛を愉悦の一要素の変えるところにある』

西欧の神に対する願いと祈りの言葉に、

『私が願うのは、危険から逃れるのでなく、危険のさなかに恐れないことです。
 悲しみのどん底で慰めてもらうことでなく、
 悲しみを克服し、勝利をうたうことなのです。

 世間的にも大失敗し、挫折の連続にあってる時も、
 そのことが取り返しのつかないものだと考えない恵みをいただきたい。

 あなたが来て私を救ってくださる。これを私は願っていません。
 私が願うのは乗り越えていく力なのです。
 
 あなたは、私の荷を軽くしたり、慰めてくださらなくてもいいのです。
 ただ、私が重荷を担うその力をお与え下さい。』

自立の心を願っての祈りだ。
洋の東西を問わず、人間は弱くて自己中心的だからこそ、
こんな言葉で自分を励まし、ブレないように毎日こころ新たにしているのだ。
いい友人を持って感謝だ。
日々反省と感謝で自分の三つの心を育てることだと言い聞かせる今日この頃だ。

みなさんは自分の心、どんな風に育ててますか?

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