縛解一如(ばっかいいちにょ)

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縛解一如(ばっかいいちにょ)
この言葉は大正新教育のリーダーで、今の総合教育の元を作った木下竹次さんの言葉だ。
私のお気に入りの斉藤 孝先生が、
戦後教育の基本は『身体知』から来る人間の精神の背骨ができていないと感じられ引用された言葉だ。

『人は自由を欲すると共に束縛を欲する・・・・思うに自由と束縛とは相対的なもので、
絶対に束縛もなければ自由もないはずである。
鳥も空気の抵抗がなくては飛べない。釘も木片の反対がなくてはきかない。
・・・・・束縛は自由を激成氏束縛打破は自由行動者の愉快とするところである。
自由行動がその束縛そのものに感謝することの少ないのは遺憾である。
これを要するに縛解一如でなくてはならぬ。帯は体を束縛する。
しかし帯はなくては腹力がなくて活動自在にならぬことがある。
縛即解・解即縛学習もこの境涯に達しなくてはならぬ。』

制限があることによってむしろお腹に力が入りやすくなり、
それが力を出し切るために装置になっている。
『縛解一如』とは縛るのと解くのは同じだという意味だ。

「如何に子供に抵抗を与えるか」ということを考え、
子供が『束縛打破』する力を最大限発揮するのが自立や自覚への本来の教育だと指摘する。

江戸時代には『身体知』による剣道や茶道のように型を作り、
体から抵抗を覚え、それを克服する学び方があった。

もちろんこれだけでは自由自在な創造力より、
型に閉じこもってしまうといった受身の人生観になる可能性もある。
しかし、束縛打破の精神も同時に育ったからこそ明治維新のような改革が行われたのも事実だ。

『個性尊重教育』『ゆとり教育』は本当に自立、自覚、自主的な立派な大人を育ててきたか、
問い直す時期に来てるようにおもう。
また、歴史が続くには束縛打破し、世ため人のために創意工夫する自立した立派な人間を育てるのが、
今を生きる私たちが自分さえ良ければ良いと短絡的に生活するのでなく、
次世代の人材を育成する使命があることを強く意識しなければならないと反省する次第だ。

皆さんは束縛打破の自立した大人育ててますか?

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