「働き方改革」に思う。

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世界は労働時間を少なくし生産性をあげることを標準とする経済のグローバル化が突き進んでいる。
日本も労働時間の短縮を実現し、生産性をあげ、品質もあげる働き方へシフトを余儀なくされている。

世界でも時短の優等生はドイツだ。
十数年前にドイツからオーストリアのウィーンに行ったことがある。
その時、車をチャーターして飛び込みで石材店を訪問しドイツのマイスター制度について学んできた。
オーストリアにアウトバーンという高速道路を走っていく途中、
運転手が道を間違え1時間無駄にした。
彼はすぐ会社に電話して1時間延長で車を借りるという交渉をし、我々には延長料金は要らないと告げた。
なんと堅苦しいな!
「間違いは誰でもある」と安易に考えてた記憶がよみがえった。

この時間の厳しい働き方は宗教改革の時から起こったことだと歴史を紐解いた。
ドイツ語で職業とは「ベルーフ」宗教的な観念がこめられている。
これを天職と訳したのはドイツ生まれの宗教改革を推進したマルティン・ルター(1483-1546年)だ。
彼は親の反対を押し切って修道院にはいった。
1517年ローマカソリックが免罪符を発行してお金を集めるのを見て、「95か条論題」を突きつけ、批判したのが始まりだ。
さらにイギリスのピューリタニズムがこの天職として神から命じられた職業を、神の栄光を増すために役立つのは怠惰や享受ではなく行為だけである事は神の意志として明確に啓示されている。
だから時間を浪費する事は、すべての罪の中で最もおもい罪である。1時間失う事は神の栄光を1時間だけ失う事になる。

職業義務を遂行し富を獲得する事は道徳的に許される事だけでなく、怠惰な休息や罪深い生活享受の誘惑を避けられるから意味がある。
危険な富の追求というのは、将来を心配なしに安楽に暮らす自己目的化してはならないというのである。
だから、プロテスタントやピューリタン(清教徒)の人は富を得た人は貧しい人や困ってる人を助ける寄付をするのである。
(マックスウエバーのプロテスタンティズムの倫理と資本主義参照)

世界はキリスト教を信ずる人たちとイスラム教の人たちと戦っていて、富を得ることが正しいと中国と貿易関税の戦争をしているのが現状だ。
経済のグローバリゼーションの流れの中で東洋的な文化も同時に破壊されて行ってることも確かだ。

これからのアジアの経済的な発展することで日本固有の文化を大切にして、世界が認めるおもてなしの心から生まれた商品サービスの品質を下げることなく発展させねばならないと感じる。
また、津波に襲われた震災のときのお互いが譲り合って助け合う「思いやりの心」を失わないで子孫へ伝えていきたいものだ。

皆さんは働き方改革の時短どう捉えていますか?

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