人生は人との出会い

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幼いころ母によく言われた言葉だ。
中学生になるのに彼女の話もあけすけに話していた。
「隠し事するな」と躾けられたからだ。
素直で正直でなければならないと思い込んでいた。

ところが、何でもかんでも心のうちを正直に話していたら、
「正直者は馬鹿を見る」と母は言うのである。
言ってることが矛盾してると腹立たしく思ったものだ。
長じて論語の中に「直」の性質が書かれている箇所を見つけた。

泰伯第八に「直にして礼なければ則ち絞(こう)す。」
意味=真直で礼によらないと人をしめあげることになる。

陽貨第十七に「直を好みて学を好まざれば、その蔽や絞。」
意味=まっすぐを好んで学問を嫌がるとその弊害として窮屈でゆとりがなくなる。

母が言いたかったことは「直」の裏側にある性質の心の狭量性であったり、
人を問い詰めてしまったりする事だったに違いない。

しかし、この「直」な性質で得た者は人生の師である。
中学生の時は私学を滑って公立高校を受験する事になったとき、
毎日放課後に補習をしてくださった野口先生、大学の時に就職を世話してくださった竹内先生、社会人になって出会い、人生の哲学を享受願った小田切先生、それに社会科学を教えていただいた岡田先生だ。

この方々は「君は素直だね」と言っていただき、学ばせてもらった。
無知な自分を隠すことなく「直」にぶつけていたのだろう。
知らない事を恥ずかしいと思ったことはなかった。
人生は人との出会いで左右されることは確かだ。
もし、この先生方に出会ってなければ今の自分はなかったに違いない。

皆さんは人生の出会い、いかがでしたでしょうか?

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