「野口三千三」に学ぶ

投稿日:2018年12月24日 更新日:

現代は科学万能主義と言っても過言ではない。
科学とは実験によって法則性を見つけ繰り返し活用できる人間の理性のことを言う。
理性至上主義ということになる。
この理性をデカルトは人間を肉体と精神に分け二元論にしてしまうのである。
それが進化発展するのを正・反・合と思考する観念弁証法と言ってヘーゲルが提唱する。

さらに、ドイツの観念哲学を学び、フランスの啓蒙思想に触れ、イギリスの経済学を土台にして、マルクスはヘーゲルを一歩進めて「唯物弁証法」ヨコ軸に、「史的唯物史観」たて軸にして、人間の社会の歴史的な未来像をイメージして創造し、構想したのが共産主義だ。
この姿が人間の理想の集団のシステムだと考えたのである。
まさに20世紀は資本主義と共産主義の価値観の戦いの時代で、1989年のベルリンの壁崩壊までの長い間、世界は戦争状態であった。(現代も戦争はある)

さて、最近の哲学はもっと深くなり、唯物論と唯心論という統一の哲学もでてきて、
科学と宗教が一体だという潜態論哲学もある。
一方、情報化が進み、人間の本質は「精神」だと断言され、
人間の心は「集まる・まとまる」という働きをすると野口三千三は言う。

故に、「唯情報論」「唯関係論」「唯こと論」(関係から来る変化する)人間は誰もが意識によって動いてると考えてるが、そうではなく、イメージによるしか動きようがないと断言される。
全体が統合的で、結論的感覚(感情)によって、身体が「快・楽」の感覚に目覚めれば、
自己存在観、生きがいを確認し、これを元に行動、表現が生まれる可能性が充分にあると言うのである。

だから「人間にとって努力する事の能力より、興味を持つことのできる能力」が大切だ。
「努力」より「探究心」
「体に貞く(きく)」
「重さに貞く」

重要なのは呼吸だ。
原因・・・吸息=集合、準備、貯蓄
過程・・・保息(息を吸った後吐く前)=結合、化合、集中統一(エネルギーが集中する)
結果・・・呼息=解放され行動し完成

解放とは力を抜いて、緊張をほぐし、緩め緩和し、リラックスする。
これを流動と静止、解放と集中、変化と統一、自由奔放と規律秩序、
一見対立するが融合統一された状態を「生の世界の解放」という。
人間として自由自在を得るのである。

唯物論のマルクスも人間の解放のために資本論を書いたと言ってる。
彼は個人の人間でなく、社会の階級から開放する事で、
資本主義社会そのものの仕組みを変える創造をしたのである。

現代は世界の多くの国が国民主権の民主主義を標榜する。
その国民が国家をつくっているのだから、
自らの身体と精神から開放されてこそ、次世代を創造する人間となるには、
リラックスして自然体で居て、現実を100%受け入れ、
自ら「快・楽」のオキシトシンの幸福ホルモンがでて、
現実の課題を解決し更なる進化を遂げる身体を感じる事が重要に感じる。

皆さんは野口三千三さんの「唯情報論」いかがおもいますか?

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