「修養・新渡戸稲造」に学ぶ

投稿日:2018年10月9日 更新日:

自分を自分で育てる。
明治の人は自立心が強い。

イギリスやフランスの植民地にされなかった命じの日本は、富国強兵の道を選んだ。
西洋文明の技術に驚いたのである。
しかし、一方で「和魂洋才」と魂を創ることが一番重要と考えたのだ。

真剣に自分を創るということを考えたこともなかったが、新渡戸を始め文明開化を推進した人たちの「和魂」に触れるのは身が引き締まる。

1.修養とは修身養心ということで、身と心を健全に発達させる意味だ。
そのためには遅くても良いからやり続けることだ。(普通は途中で諦めてしまう)
最後までやった人が勝者であると言うのである。
実のところ新渡戸さんも途中で投げ出したいと思ったことがあるに違いないから、
投げ出さないで続けたから言えるのであろう。

2.己に克つ。情欲に負けてしまってはいけないというものの、
情欲の中でも捨てるべきものと拾うべきものを区別しろというのである。
自分を抑制できないのはだめだが、この区別が大事だ。
これには原因を突き止め動機をただし、善用する事で乗り越えれるというのである。
勇気は「正義を守る」どこまでも貫くところに生まれるというのだ。
加納治五郎も「精力善用」「自他共栄」と講道館で教えている。

3.知識より知力、知力と徳力を磨く(知力の貯蓄と徳の貯蓄)
知能の発達は時間と空間による。
知能の低い人は時間に対して浅い、場所に関しても思想が狭いのであるという。
だから、自分が何かの目標で行動したら、すぐ結果をほしがる。
また思考は自分の生活環境の範囲でしか考えない。
世界的な空間で捉えて俯瞰する客観性を磨けというのである。
最後は徳力だ。

金あるものは失敗して一夜で失う事がある。
知識は病気のために忘れる事もある。
金や知識は人に恨まれたり、ねたまれたりすることもある。
しかし、徳力は巨万の富をつんでも得れないし、
数枚の学位証書でも、昇進辞令書でも買えない。

しかし、自らの境遇に満足と快楽を得ることができる。
この点に着眼したら世に対する不満もなく、
職業の不平も起こさないだろうと結んでいる。

自分を磨く事が人生の喜びと満足とを得ることを知識で知ったが、
これを知力に変える行動が必要だし、現実絶対肯定する徳力を行動にするのは、
孔子が言うように「礼節」の所作である。

全く貧弱な所作しかできない自分がいる事だけは確かだ。

皆さんはどのように克己されていますか?

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