今朝の新聞にアマゾンのジェフ・ベゾスが米国長者番付1位になったと書かれていた。
なんと、資産1600億ドル(18兆1千億円)、2位のビルゲイツは970億ドル(約11兆円)だ。
ちなみに3位はフェイスブックのザッカーバーグ、6位がグーグルとIT企業が占めている。
アマゾンはインターネット通販から、コンテンツ事業やリアルな店舗も進出している。
勿論、アマゾンのおかげで小さな小売店や専門店も倒産、トイザラスのおもちゃも通販で
倒産。
地方の郊外のスーパーも空き店舗が目立ってき、
駅前の一等地の駅前ビルでさえ、空き店舗が目立つようになってきたのが現状だ。
リアルな世界でモノつくりを自分でしてきた職人が素晴しい商品をつくっても、
販売が思わしくなかったら店舗運営ができない。
あるいはバーチャルの店舗を出して販売できても、次々競争相手が現れ、
新しい商品に変わり、より良く、より安くという経済原則の方向性には勝てない
厳しい競争がある。
アマゾンは利益を出さないで販売価格を毎年少しづつ下げていく(独占禁止法に触れないように)競争相手が太刀打ちできないように市場を形成、創造していき、
アマゾンで販売しなければ生きていけないようにするのである。
ビックデーターとはいえ、小さな専門化された個々人の情報をあつめ束ねて、
検索エンジンで瞬時に選別し情報の受発信をする。
2~3日前にトランプはグーグルに文句を言った。
それは共和党のサイトを見ると悪いことの情報が連なってでてくるので、
検索エンジンを私意的に共和党の悪口が出てくるようにしてるという論争を
巻き起こしたのである。
アメリカらしい発想だ。
時々トランプ大統領は「フェイクニュース」(嘘のニュース)ということ連発し、
マスコミを攻撃するのと同じような論法で自分を正当化する。
情報化社会にとって、検索基準が個々人の自由意志が繁栄されてるのか、
検索エンジンに意図的に操作されているのかが問題になる。
リアルな世界では現実的に見えるものがあった。
バーチャルな世界では小額の商品を買って、
一回失敗すれば必然的にフェイク情報は後退する。
一般の人はアマゾンの通販ではビックデーターの検索エンジンが価格も品質も、
自動的に選び出してるという仮説をみんなが信じ集中していってると思い込んでる。
アマゾンの主体性に支配されているのではないか疑問になる。
本当の主体はリアルを自分であり、自分で価格、品質を確認することが自己責任だ。
一方、短時間で比較検討するにはHPなどでバーチャルを活用し、
情報集素有するのは便利でいい。
ITの戦略で、トヨタはソフトバンクと新会社を作り、
ソフトバンクが50.25%の持ち株で、トヨタは49.75%の株の配分だ。
完全にソフトバンクの優位性が見て取れる。
シンガポールで活躍する「ウーバー」は車の配車手配をスマホで簡単にできる。
こんな事業から自動運転や、カーシェアリング、
電動化を見据えた「事業構想力」へ会社をシフトさせている。
いい車をつくる現場力からモビリティーサービスへの転換だ。
リアルバーチャルと二元的議論を超えて、
情報の真実を自分の目で見極める力を鍛える事が情報化社会で生き抜くことだ。
皆さんはリアル、バーチャルの世界でどのように自ら対応されてますか?