自利利他こそ大事

投稿日:2018年9月21日 更新日:

「自利のない利他は偽善者、利他のない自利は独善者」
これはにの二宮尊徳流に表現した私の経営哲学なんですね。

人間には二つの本能が植え付けられている。

1.自分を守る防御本能
2.種の保存本能(子孫を産み育てる)

「貧乏人の子沢山」はまさに種の保存だ。
貧しいから予備に多く生んでおく、江戸時代は衛生状態や医薬も高く、
子供の早死にが多く人生50年といわれた時代だ。

この利己心があるから男女が求め合い助け合って子が授かるのだ。
しかし、ここからが重要だ。
最近子供の虐待が増えていて、未熟な大人が多くなったように思う。
本能として男女が好きになり子が授かる。
ここからは愛を育むという努力がいる。
親の愛は無償の愛ですね。

優しくだけでなく、社会で生き抜くため厳しく躾け、叱ることもある。

先日亡くなった女優の樹木希木さんは厳しさを教える意味で、
思い切り自己主張したそうですね。

たとえば貰ったケーキがある。
「この分は私の分、食べないでね」と先に主張する。
親なら子供に食べさせた残りで良いと思われますが、
甘やかして過保護になれば社会で生きれないと思い実行したそうだ。

私も厳しくしつけようと、子供の意見も聞かなく怒り飛ばして自己主張した。
(今は猛反省、孫には一切口をださないし叱らないでさとす。年齢かな)

さて、大事なことは利己心の取り扱い方だ。
社会で協調して暮らすには自己中心的な利己的行動は否定される。
誰でもわかっているから「建前と本音」という二重の自分を作って生きる人が多い。

一方、反社会的な行動する人は利己心中心で自己を押し付けてくる。
嫌われないでおこうとしたり、喧嘩を避けるお人よしの人は我慢するんですね。
「憎まれ者 世にはばかる」という言葉がある。

自分を守る利己心は誰か他人と比べて勝ち負けを競うものでなく、
自分の中にある利己心と戦い、それをバネにして情熱の日を燃やし自分を磨く事だ。
そして、他人に役立つ利他行ができる能力(才)や人間(徳)を創ることだ。

この利己心の方向性と利他心の他者を愛する方向が一致する事が「無敵」の自分を作る。
独善者でもなく偽善者でもない、自分を磨くのが仕事を通じて人間力も磨けるのである。

「動機善私心なかりし」でお役に立ち、利己心を情熱と勇気に買え、
一意専心、仕事に邁進する。

皆さんは利己心と利他心が統一されていますか?

no image

2020/08/06

コロナ対応にみる仕事観の違いに思う

今、世界中がコロナウイルスにどう対応するかを問われている。 その対応から見えてくるアメリカ型の資本主義はトランプ大統領が ...

no image

2020/07/28

アダム・スミスの世界観

アダム・スミス(1723~1790年)は、18世紀のイギリスの産業革命の立役者として、生産技術の根本的革命を起こし、中世 ...

no image

2020/07/26

「学問ノススメ」に学ぶ

江戸時代に寺子屋などで教えられていた「実語教」という本の中に、 「人学ばざれば智なし、智なきものは愚人なり」とあり。され ...

no image

2020/07/24

仕事について

毎月会社説明会を開いており、そこで必ず質問する。 「何のために仕事をするのか?」と聞くと、「生活のため」、「自分を成長さ ...

no image

2020/07/24

「ペスト」カミュに読む。

最近、カミュの「ペスト」が読まれている。カミュ(1913~1960年)は第一次世界大戦、第二次世界大戦のさなかで育った。 ...

-生き方
-