「ダーウインの進化論」を考える

投稿日:2017年11月22日 更新日:

ダーウインは(1809から1882年)イギリスの人である。

キリスト教では生物や人間は神が造ったもので「進化」ではないという常識が19世紀にはあった。
おじいさんも「進化論」的なことをいっていたという環境で育ったダーウインは、
エジンバラ大学で医学を学び、ケンブリッジ大学で神学を学んでいる。
彼はガラパゴスで生態観察をして確信をえ「種の起源」(日本語)と訳された本を出版する。

この本は慌てて書かれた。
それはアルフレッド・ラッセル・ウオレスという博物学、生物学、地理学の人物が、
アマゾンとインドネシアにいって、同じような発見をしてダーウインに話した。
そこで、急遽あまり有名ではない彼と共著で「進化論」を出し、その後「種の起源」を要約だけ書くのだ。

さて、歴史的な背景は良いとして、
ダーウインの「進化」とは進歩する事でなく「変化」することを意味する。
自然淘汰というのは何か争って生き延びたというものでなく、
自然選択(Natural selection)自然に選択されて生き残ったとい意味だ。

一般に「生存競争」という表現をされるが、これは弱肉強食を正当化し、
人種差別や強者の論理で優性遺伝子だけを尊び、
劣性遺伝子を抹殺する論理に飛躍したのがドイツのナチスだ。

その彼の説を簡潔に書くと、
1.変異=生物の個体は同じであってもさまざまな変異が見られる。
2.遺伝=変異の中で親から子に伝えるっものがある。
3.選択=変異の違いには自信の生存確率や次世代に残せる子孫の数に差を与えるものがある。

この1.2.3.のメカニズムが自然環境に適した性質の固体のみが選択される。
(自然が主体である。)
言い換えると自然環境に対して「最適者生存」ということである。

マルサスの「人口論」も見つめて考えていたダーウインだったが、
爆発的な人口増加の現代にすべてが当てはまるかといえば一部疑問もある。
それは進化の過程の化石がでていないという事だ。

そこで、1983年に自然学を提唱する今西錦司さんは「棲み分け理論」を提唱し、
非科学的だが生き残ってる生物はたまたま「運が良い」と表現し、
自然には「抱擁の構造」が仕組まれていると主張する。

「種の固体」でなく「種の社会」であり、自然は全部つながっていると考え、
文明生態史観を提唱してる。

ダーウインの時代のように自然がそのまま固体に反映される時代と、
現代のように社会という複雑な構造と人口増を体験した遺伝子は、
純粋な変異という物質的だけでとらえるのでなく、
競争しないように生きようとする棲み分けをして、
うまく調和してると考えるのが今西錦司だ。

具体的にはヤマメは下流に住み、イワナは上流に住むようにというのである。
東洋的な発想で、宇宙は常に調和へ向かっているという立場で解釈するのである。
一つの理論ですべてが説明できる事の方がおかしいのではないでしょうか?

皆さんは進化についてどう考えられますか?

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