古代オリエント集より

投稿日:2017年3月30日 更新日:

洋の東西を問わず、貪欲が身を滅ぼすというのである。
プタハヘテプ曰く、

「貪欲」
「汝の状態良好なるを望むならば、
すべてよこしまなることより逃げよ。
貪欲より身を守れ。
(貪欲こそは)不治の業病にして、
その下に腹心の友生まれる事かなわず。
父母を不和ならしめ
同腹の兄弟たちも(仲違いさせ)
甘い友人を苦くする。
腹心を主人より遠ざけ、
父母を不和ならしめ、
妻を夫より離婚せしむる。
(貪欲の)悪を(まとむれば)(かくの如し)
貪欲こそ忌むべき事すべて(を入れる)袋なり。
------
人間は、正義に正しく仕えるならば、生きながらえ、
正義の道に従うものは、
至福に達しよう。
されば貪欲なる者は墓所をもつこと(も)なかろう。

欲あるのが人間だが、貪欲になり、それが主人として生きることをいさめている。
欧米では正義だが、東洋では自分の心の中の良心を言うのである。
「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉があるように、
天は(神は)すべてを漏らさず見てござるから、
自分に恥じない行動をしろというのである。
良心に従えば、勇気と情熱がわくのだという事だ。

ところが人間の根本は自己保存の本能は利己心だ。
この自分を利することを一番にせず、
志を持って他人を利することを一番にすることだ。

貪欲に支配されず高い志、利他行を主人にすることが寛容だ。
「言うは易し行うは難し」という言葉があるように、
自分の甘さ、弱さを克服する事を実行するには体験な努力がいる。

人間は洋の東西を問わず正義や良心を主人にすることを柱に、
自らの利己心と戦い、努力して今日の秩序ある社会を造ったのだ。

皆さんは古代のオリエントの人の考え如何に思われましたか?

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