三福田の話し

投稿日:2017年6月7日 更新日:

仏教の教えに「六波羅蜜」という教えがある。
「智慧、精進、持戒、禅定、布施、忍辱」の六つの徳目だ。
恩師小田切先生は
1.学者は365日真理の探究でこつこつ精進して知恵を磨く
2.軍人は武器を持ってるから持戒して心が偏らないで無心にしないと戦争に成るからこの徳目を磨く。
3.商人や経済人は自分を耐え忍んで他人に布施することだと教えられました。

御釈迦さんがこの布施をどんな人にするかということをわかりやすく解説されているので紹介する。
ドロボーが家に侵入するのに難儀だから手助けするのが布施ではありません。

明確に親切にする相手を三田(悲田、恩田、敬田)の三つだと表現されている。
1.悲田=本当に困ってる人
実際にある人が困っているから在庫の品を買ってやってほしいとある雑誌社の編集長から頼まれ、在庫も確認し約定書も弁護士に作ってもらい印鑑証明まで貰った。
ところが一週間後に行方不明になりお金も返ってこない、
在庫は他者に差し押さえられていて取れないといことになった。
ほんとに悲しいのはこっちだ。
実はこの決断のときに欲(私心)が入っていた事は確かだった。
本音では助けるより儲かるとおもってた自分がいた。
その後は自分の欲(私心)無きことを自問自答するようになった。

2.恩田=ご恩を受けている人
先日も恩について書きましたが、
社会にでてからの恩師は小田切瑞穂先生と弁護士の岡田和義先生だ。
小田切先生は理論物理学の教授で、私が二度目に就職した会社の顧問としておられた。
社員に講話もなさっていたが大変難しい内容で近づきたくなかった。
あるとき呼び出されて話しようということになり、
そこで唐突と「君には目に見えない精神の柱がない」といわれ、
返答に困り「ではどうしたらできるんですか?」といったら、
先生が主催する「東方学術院」で一緒に学ぼうと近畿地区の世話役をさせられた。
お亡くなりになるまで20数年つきに一回会社に来て教えを受けてきた。
事業をどのように運営するかもわからなかったので、
社会学を学びに月に一度行かせていただいた。
この先生にも20数年学んだ。
あるとき先生方に恩を返そうと「何かお返ししたい」と申し出たら、
両先生は「これからの人たちに学んだことを伝えてくれえればいい歴史だからね。」ということだった。
まだまだ未熟で充分理解もできていないのだが、
自分なりに噛み砕き社内外の人たちに伝達させていただいている。

3.敬田=敬いに値する人
他にも多くの師、友、家族、仲間がいる。
私は年齢に関係なく、自分にないものを持ってる人を尊敬する。
それは単に技能や知識でなく、生まれ持っての性質のよさや身振り態度で尊敬する人もいる。

この三つの行動をすれば、この種まきは必ず自分に返ってくると御釈迦さんは言ってるんですね。
「善」の種をまく生活習慣を創る事が無意識にできたら心も浄化される。

稲盛和夫さんは人間の基本は利己心です、
だから仕事するのに少しでも利他行して心を浄化する事だとおっしゃる。

特に事業に携わるものは原理原則に従い、公明正大に行動して、
利益を上げ、公(社会)に尽くす。
それは正当に税金を払うことだとおっしゃる。
これは建前だと本気でやることではないと心得違いしてはなりませんね。

一般に社会における信用とは嘘をつかない、約束を守る、言行一致する人や会社のことを言う。
本当に当たり前のことを当たり前に実行する事が物心両面の幸福実現の近道だ。

皆さん御釈迦さんの比喩表現どう考えられますか?

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