無縄自縛(臨済の言葉)

投稿日:2016年10月2日 更新日:

「般若心経」は、観自在菩薩になる方法が書かれている。
この主人公の自由で自在な生き方をするのは、
不自由から開放され、迷いや恐れ、悩みからも開放されることである。

一言でいうと「悟る」とは自分の外に求めるものでなく、
自分の内の心を整える事なのだ。
なんだ簡単だとお思いになるでしょうが、
これが一筋縄ではいかないのも事実だ。

心とは何かを考え出してしまう。
悟りとは何かと考え出してしまう。
自分で縄を造ってしまうのですね。

臨済は「無縄自縛」と語ってる。
縄がないのに、
自分で自分を縛ってる事に気づかないのが凡人のわれわれだと諭す。

たとえば強盗に襲われ、縄で縛られて、
動けない状況なら、助けに入って、
縄を解いて自由にするのは可能だ。

ところが、誰かに縛られてるわけでもない、
縄がないのにも関わらず、自分で「縛られてる」と思い込んでるとしたら、
どうにも助けられないのである。

臨済は宗教だって「悟る」と言う縄となり、
人間を「縛る」ものに成ってしまいがちだというのだ。

本来の自由で自在になることのためにいろんな修行の方法がある。
日常生活者の私たちの言葉では「健康になる」と言う目的を持ったとして、
具体的方法を考え「一日5キロ歩く」と決める。

手段を毎日やってるうちに、
それにはまってしまい健康と言う目的を忘れ、
5キロが10キロになり、やりすぎて筋肉を傷めることがある。
手段が目的化するといいますね。
自分で縄造ってしまうのですね。
「ほどほどに」「いい塩梅」これが体得されれば自由で自在となることは間違いない。
まだまだ修行中

皆さんは縄がないのに自分を縄で縛ってませんか?

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