資本と労働が一体化する「知価革命の時代」がやってきた

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1990年6月に発行された「知価革命」という書籍で堺屋太一さんが30年前に言っておられた言葉だ。
大量化・大型化・高速化の工業化時代が終焉すると考えられ、日本がバブル崩壊し、社会主義国のソ連が崩壊を迎える時期の発表だった。
当時も今後は脱工業化社会で情報化社会だと言われていたが、未来を創造することがなかなか出来ない中で、日本は金融ビックバンという金融の再編が始まった。
その後も今までの惰性の延長線を走り、1995年にWindows95がマイクロソフトから販売され、一挙にパソコンが普及しだして、仮想空間に店舗をつくるといった社会が展開し始めた。
ジェフ・ベゾスがアマゾン(地球上最大の書店)を立ち上げた時期に重なる。
情報化社会は多様化・情報化・省資源化して長く使う消費パターンに変化すると堺屋太一さんは予言している。

そして、これからの生産に必要なものは「知識・経験・感覚」であり、「知価」とは単なる知識でなく、創造に重点が置かれたものであり、デザイン性やブランドイメージ・高度な技術・特定の機能の創出されるもの、モノ・サービスの価格の中で意味と価値を持つことになるというのであり、現実のメルカリやブロックチェーンの様に、市場も金融も中央集権的で支配者がいるのでなく、資本と労働が分離しないで一体化するCtoCの市場や金融の時代の実現だ。
現代から読み解くと素晴らしい推理力と感心せざるを得ない。

そしてコロナウイルスがさらに加速度的に働き方や消費生活の変革を余儀なくするだろう。
人類は狩猟社会から農耕社会を経て工業社会を生み出し、さらに情報社会となり、第5の社会は仮想空間と現実空間の融合の社会が具現化する。

2015年9月に国連総会でSDGs「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を可決した。各国に罰則はない。
アメリカを中心に株主資本主義の行き過ぎも問題化し、投資ファンド自らESG投資(環境・社会・企業統治)の企業に投資することが、ステークホルダー全員の利益を守ることになると公益資本主義とまで言い出している。

もう一つのコロナが教えるのは感染症だ。
従来の大量生産・大量消費では都市に人口が集中することがやむを得ないし効率も良かったが、人口と規模と効率の存在が今後は「知の集積」という概念に変化していくことは間違いなく、テレワークの発達も手伝って、競争の武器は知の創造力を主眼の「知価革命」の時代の具現化であろう。

皆さんは未来のベクトルに合わすため自ら知価を磨く習慣に重点置いていますか?

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