大阪石材社長ブログ

「朝の朝礼」に思う

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うちの会社の朝礼は8時45分に始まる。ラジオ体操をしてから、みんなと握手をして(コロナで接触を避けるという意味で中止になった)、その次は各課の行動報告があり、ハッピーコールという6つの行動指針、品質目標を唱和、それから、各人が自分の机の周りの清掃とゴミを集めする。

今日も私は自身の部屋の机や本棚の雑巾がけ、濡れた紙で床の拭き掃除して、社員のNさんがゴミの回収をしてくれた。
あまり意識したことなかったが、背の低い独身一人住まいのNさんが「私の家もみんなに掃除に来てほしい、暖房機の上のほこりや蛍光灯の上のほこりを払ってほしい」とつぶやくように言った。「この部屋は毎日拭き掃除してるので綺麗ですね」と続けたので、私は「みんなで毎日やるから、私も毎日できるし、習慣になってるからな!」と自然と答えた。

考えてみれば、この習慣は私がサラリーマン時代に勤めていた会社の社長が、ある日突然「今日からラジオ体操しよう。そして隣の人と握手しよう」と言い出して始まった、みんなの気持ちを合わせるための習慣だった。
当時勤めていたその会社は創業14年ぐらいだったが、中途採用が多く社員は700人ほどいて、社員同士の関係もうまくいってなかったのだが、毎日一緒に体操し握手することで、なんとなく距離感が縮まり、話をするようになって、雰囲気が良くなったのだった。
弊社も創業14年ぐらいで同じような道を辿っていたので、その習慣を朝礼に採用して今も続いている。

ハッと気づいたのは、人間は一人で生きてるんではなく、こうしてみんなで集まっているから力が出るんだということだ。
同じ場所で同じことをすると何となく通じるものがあるし、人によってやり方が違えば気づくこともたくさんある。みんな考える視点が違うから、やり方も違って、アイデアも沸くということだ。

Nさんは積極的で明るい性格だから未来に向って創造して行くことには惜しみなく実行するが、一人でいる家での現実の掃除ということには我慢という方法を選ぶのも無理はない。
うちの奥さんも物が捨てられず、ひとつの部屋は倉庫になっていて、洋服は増えるが掃除もままならず我慢を選択している。
でも、正月前になってみんなで掃除しようとなると不思議と頑張れる。

掃除のように集団で行なうことには、音楽のようにメロディーの音符と休止符のリズムがいるように感じた。
今日もいつものように体操して、ハッピーコール・品質目標を唱和し、掃除を終え、スッキリした気持ちでこのブログを書いている。

みなさんも一日の始まりの決め事・ルーティーンはありますか?

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