プリズンドックプロジェクト

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アメリカの18歳から25才の殺人や殺人未遂の重犯罪者の再犯防止のプログラムだ。
再犯率は40%あり、更生者を増やすのが目的だ。
一ヶ月捨て犬と寝食を共にするプロジェクトで、最初はどうしていいかわからず戸惑うが、
ジーッと目を見ていると兄がやさしく手をつないでくれるまなざしになり、犬にも人間と同じ感情があることに気づく。
一ヶ月が過ぎ別れの時には涙を流すのがほとんどの囚人だ。

そこで気が付くのは「犬に助けられてこの感情になったのか?」「犬を助けてやったからわいてきた感情か?」と思う。
仏教では「自利利他」というのである。人間は一人では生きられない。互いが助け合ったり協力し合ったり、譲歩したりして生きるのだ。
ここに喜怒哀楽の世界が展開する。これを楽しめばいいのだ。
意固地になって心を閉ざしたり、人を信用できないと決めつけて心を閉ざす。このようにするのもまた人間その人の意思だ。

そこで、2500年前の孔子は「仁」、まさに人が二人と書く、この言葉を大事にし、礼を尽くすといった。
「仁」=思いやり、愛情 その実践は「礼」礼儀作法という行動様式だ。(社会秩序を保つための規範)
孟子は「仁義」を中心に立て、特に「義」は行動だ。思いやりある行動してこそすごいのだというのである。

コロナウイルスという災難が天から降ってきて、日本中の人が感染予防と経済的な生活を自ら切り開いていかなければならない今、
一番大事なことは「人間力」を磨くことだと感じる。「徳」=人間の持った気質や能力を社会性や道徳性を発揮して均整の取れた精神を創る。
緊急事態宣言での外出禁止とマスク、手洗い、うがいの励行を粛々と守って、感染者数が減らした日本人の徳性の高いことに誇らしく思う。

儒教では「五常の徳」と言って、「仁、義、礼、知、信」を備えた人間こそ人間力が高く徳のある人とされた。
現代の民主主義には「寛容、協力、譲歩」がベースとなり近代市民社会ができてきたのである。ガンジーは「不寛容はそれ自体暴力の一形態であり、
真の民主主義精神の成長にとって障害である」と語っている。人間力が問われる。

個人主義を標榜する今の社会で権利(利己的自由)と同時に他人を助ける(利他的自由)のバランスのある人間力が求められる。

皆さんは生活の中で自利利他感じられていますか?

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