生まれもって善人・悪人がいるわけではない。
人間には心の奥に良心がある。
しかし、これは自分で磨かないと出てこないのである。
独裁的な政治リーダーは最初からそうであったわけではない。
権力の座につくとどうしても傲慢になって思い通りにしようとして悪人になってしまったり、逆に貧しいとちょっとした心の隙間に悪人になったりするが、深く反省して一生良心に従って善人になる人もいる。
マルクスは「存在が意識を決定する」と断言する。(唯物弁証法)
あらゆることに王道を貫くには困難がつきものだ。
だからこそ『「何が正しいか」を自問自答することだ』と言って経営をされたのは京セラの稲盛和夫さんだ。
正しさとは公平、公正、正義、努力、勇気、謙虚、博愛、誠実と言う親や、先生から聞いた言葉だ。
原理原則にのっとってそれを貫くには不屈の意志がいる。
理性だけでは人間の心はコントロールできず、意志と利他的な愛がいる。
自分を愛し、他人を愛し、民族、国家、世界、地球、自然、宇宙をと、志を高くしてゆく。
自分との闘いであると同時に強く強く志を高く磨くことが必要だ。
『人間の主人は「氣」で心と身体は道具だ』と言うのは中村天風だ。
恩師小田切瑞穂は「意気色空を貫く」と諭された。意は現象、気は本質と言うことになる。
皆さんは、人格は先天的に備わったものと思われますか?
「人格は変化する」
投稿日:2022年5月8日 更新日: