大阪石材社長ブログ

「社内木鶏会をやる意義」

投稿日:2023年4月22日 更新日:

大阪石材では「致知」という雑誌の記事を読んで4人1組で感想を言い合う社内木鶏会を行っており、もう10年近くになる。コロナ禍でこの3年程は自粛していたが、今年に入って再開した。
4月の例会はいつもお世話になっている小池会長のサエラの会議室ではなく、弊社のサンクスホール(会議室)で行った。リモートとリアルで約60~70名の参加となった。全国では大阪が参加企業が一番多い。

会の最初の紹介で弊社の入社7年目の営業、玉井君の発表があったので耳を傾けていた。「入社当時は、営業だ工務だ、総務だ業務だという部署間の壁を感じてコミュニケーションがしにくいと感じていた。ところが一年程社内木鶏に参加していると、毎月4人1組で他部署の違う人に当たり、上司や役員も一緒になってやるので、最初感じた壁がなくなっていって、みんなが良い意味で対等な関係となり、上からの指示を受ける職責というより、会社の仕事の役割をされていると考えられるようになった」というような主旨を話してくれた。
いい学びをしてくれているんだと聞きながら感心させられた。

さらに感動し印象に残ったことは、最後の〆のあいさつで全国社内木鶏会の小池会長お話された2つのテーマの話だ。
1.「志」を明確に持って現在を見つめる。それは物心両面の幸福を得ることが社会人としても、会社としても持続的に発展、進化する。
「志」を強く強く持って未来をより良くしようという気概、情熱が大事だというのである。もう一面は現代を見つめるとどうしても過去に体験した経験がモノサシになり主観的になる。客観的で私心のない新しく創造した判断を基準にできないからだというのである。天風流に言うと、「絶対積極意識で未来の目標に向かって前進する」ということだ。
2.そのすべての根本は人間が日々成長、進化することだというのである。
それには、すべての動植物が一生懸命生きているのと同じように人間も生きることだ。「誰にも負けない努力」をするというと、休憩もなしにやり続けるというように思いがちだが違う。平凡なことを非凡にこつこつやり続けることを意味する。それもド真剣に人や事物と向き合って行動する意味だ。
そして、その優先順位は「利他行」一番だという。なぜなら、人間の心の奥にあるのは「良心」だが、その周りには本能という利己心が取り巻いているという。その本能を突き破って誰もが喜ぶ「良心」に従って「善因善果」の行動をすることだとおっしゃられた。
この行動により「志」の物心両面の幸福を手に入れられることは間違いなく、同時にそんな人たちのいる集団は明るく前向きで互いに尊敬しい「和」ができるというのである。

素晴らしいモノの考え方であり、現実的でもあるが、これを実現するには他人と競争するのでなく、自分の弱さや甘さというものや本能的な利己心を超える自分磨きが必要不可欠だ。
他人事として素晴らしい話が聞けたというより、自分自身がまだまだ発展途上だという再確認にもなった。
4人1組の仲間同士で、素直に美点凝視で感想言い合う社内木鶏の意義がここにあり、この輪をさらに広げていけば、地域社会も日本国家も、世界も巻き込めば素晴らしい地球になり自然と共生できることを確信する。

みなさんも社内木鶏会に挑戦しませんか?

-仕事,
-