「森信三の言葉」に学ぶ

投稿日:2021年1月24日 更新日:

数年前になりますが、森信三さんの言葉をまとめられた寺田一清さんに佐藤一斎の「言志四録」をご講義いただきました。
そこで、現代を生きられた森信三先生の珠玉の言葉をいくつか紹介させていただく。
我々のような仕事をする人間の関係性を実にさらっとわかりやすく語られている。

1.仕事処理のコツ
この世の中というものは、実は一見したところ、いろいろな雑事とも思える事柄の、ほとんど連続と言ってよいほどです。
では一体どうして世俗的な雑事の重圧を切り抜けたらよいかというには、それは「すぐその場で片づける」ということです。これが唯一にして最上の秘訣なのです。
要は「できるだけこころの負債をつくらぬように」という心構えが何より大切です。

2.長たる人の心得
人の長たる人にとって、何が一番大切な心得かといえば、この「無私」の精神ほど大切な物はないと言えます。
そしてこの「無私」の精神は、やがてそれが人々に対するとき、「公平」な態度となるのであり、いわゆるえこひいきというものがないということです。
次に、人の長たるものは、常に自己の実力を磨くことを怠ってはならぬということは、永遠の真理と言っていいでしょう。

3.捨欲即大欲(しゃよくそくたいよく)
人間は、自ら積極的に欲を捨てるということは、意気地なしになるどころか、我が一身の欲を打ち超えて、天下を相手とする大欲に転ずることともいえるのです。
しかるに世間多くの人々は、欲を捨てるということを単に言葉だけで考えているために、捨欲の背後の大欲の出現しつつあることに気づかないのです。
人間が真に欲を捨てるということは、実は自己を打ち超えた大欲の立場に立つということです。

4.宇宙の大法
今や人類も超武器ともいうべき原爆の出現により、有無を言わず戦争放棄の方向に向かって歩みださざるを得ない状態で、いまさらのように「宇宙の大法」の偉大さに、改めて頭を垂れざるを得ません。
かの「物盛んなれば必ず衰う」というのも、かかる「宇宙の大法」の一顕現と言ってよいでしょう。
かの世界的歴史家トインビーは、「人間は物質的にゆとりができると、老人を粗末にするようになる」と言っていますが、全くその通りです。

実に分かりやすく、かみ砕かれた表現には共感せざるを得ない親しみを感じます。
これを読むだけでなく実行してこそ自分が磨けるし、努力の方向が決まる。

皆さんは森信三さんの言葉どう感じられますか?

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