「見習い」「聞き習い」

投稿日:2013年12月13日 更新日:

最近の子供は「聞き習い」というとおっしゃるのは、
千日回峰行をなさった塩沼亮潤さんだ。

昔は先輩や親はあまり説明をせず具体的に行動を押し付けた。
とにかく見よう見まねに「やらせる」のだ。
だから見習いなんだ。
ところが、最近は社会全体が何か理屈を言ってから、
それが納得いくものであったら行動する。
「最初に言葉ありき」の世界である。

塩沼さんによれば教育とは本来窮屈なもので、
自由奔放に育てると脇芽が出来るだけだとおっしゃる。

木を立派に育てるには、下刈り10年と言って、
栄養が充分根っ子に吸収されるようにし、
さらに10年は枝打ちと言って、
余分な枝に栄養が行かないように小枝を切る。

人間も同じだ。

若きころ、父親に「何で」と質問したら「大人になったらわかる」が口癖で
説明してくれなかった。
そんな時は不貞腐れて反発心を起こした。
もうひとつは、納得しないことには社会が悪い、
親が悪い、他人が悪いと他責で自己正当化して考えていた。

他責で考えてもいいが、具体的に出来ることが増えたかといえば、
楽する行動ばかりに考えがゆき、
新しいこと、苦しいこと辛いことを乗り越えようとしない自分がいた。

「行動する」も「行動しない」もすべては自分の責任であると自責の考えをし、
間違いを犯す人間には「反省」と「感謝」が大事と解ったのは50迎えるころだ。

叱ってくれたり、諫言をいってくれる師や友人が亡くなっていく昨今、
師や友の大事さを痛感する。

淮南子(前漢の武帝の時代の人)は「六十に化して六十化す」と、
六十になっても六十の変化をすると言っている。
生きている限り変化してやまず、進化し続けるのが人間の命である。

みなさんはどんな「習い」されてますか?

no image

2020/11/24

「コロナが教える日本の民主主義」に思う

アメリカの民主主義で憲法が保障しているのは法による個人の自由である。コロナウイルスが世界中で拡大している中で、欧米では方 ...

no image

2020/11/20

「人間力を高める」

相撲の世界では横綱になるには「心技体」を鍛えることを諭す、教育の視点では心は「知情意」の三方を自ら鍛え高めて人間力を高め ...

no image

2020/11/19

「我」について

インドでは「我」のことをアートマンと呼んでいる。この「我」を全面否定したのがお釈迦様である。「我」とはエゴのことであり、 ...

no image

2020/11/15

「東洋的な自由」

トランプ大統領が敗北宣言をしないのは「自由」に対しての考え方が法による自由だからである。 世界で初めて共和国を創ったのは ...

no image

2020/11/13

「中庸」と「中道」の違い

孔孟と言われるのが一般に儒教で老荘が道教だ。「中庸」は論語の雍也第六「子曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮きこ ...

-生き方
-