お客さんは価値と意味を買っておられる

投稿日:2020年2月29日 更新日:

高度に発達した先進国の資本主義社会では、
効率よく品質の良い商品・サービスが当たり前であって、
お客さんが自分の好みに合わせて選ぶのも当たり前の買い方だ。

ところがITが発達した社会では、お客さんが情報を自分で手に入れ、
それに対する使い方や、使った人の感想まで情報を集め、
自分のライフスタイルに合った意味があるかを求める時代になっている。
お客さんが商品やサービスを好き嫌いで選ぶ時代から、
ライフスタイルで意味ある商品・サービスを作り出す時代になった。

お客さんはメーカーや流通業者から考えだされた商品・サービスを選ぶのでない。
お客さんが生産者になって、自分の生活スタイルに合うものを要望し作ってもらう、
オーダー化が始まっている。
供給側の創造した商品で満足するのでなく、
自分の生活スタイルに合った商品・サービスを望むのである。

供給者側にしてもオーダーですから、既製服のように売れない商品在庫がなくなることになる。
食材や食事にしても、オーダーを受けてから仕入れるので、
食材のロスをなくせるということになる。
発注は予約し前もってする仕組みがどんどん普及することになる。

最近コロナウイルスの発症で、自宅でご飯食べるようになった中で、
上場株式が全体下がってる中で、
新鮮な野菜に、料理の献立がパックになってる食材を運んでくれる
「オイシックス」の株が上昇してる。
この現象は近未来の食生活のスタイルを象徴してるように感じる。

お客さんの心の奥にある価値や意味を満足させる買い方の時代がこれからの方向性だ。

皆さんはお客さんの立場で考えておられますか?

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