「従業員幸福度」という職場の時代

投稿日:2019年7月29日 更新日:

これからの時代に相応しい幸せな職場つくりを提案されてるのは、
前野隆司さんという方だ。

ハイブリットな職場づくりに共感したので紹介する。
私たちはついつい相対的に対立させて右にいったり左に寄ったりしながら、
より良い方向を目指しているのが現状だ。
さて職場という集団主義と個人の生活という個人主義が融合すれば一番よい職場になるのは言うまでもない。
そこで幸福の要因を分類し、幸福を構成する4つの因子を提案された。
1「やってみよう」(自己実現と成長因子)
2「ありがとう」(つながりと感謝の因子)
3「なんとかなる」(前向きと楽観の因子)
4「ありのままに」(独立と自分らしさの因子)

この4つを対立的に捉えると、
個人主義の因子は1、2、4である。
集団主義の因子は3となる。

○ 個人が向上するには「理念の共有」、
「みんなでやりたい事の共有」とか権限の委譲して任せる。
(具体的には店長塾、社長塾、月曜ミーティング、朝礼講和など)
○ 集団の向上には「傾聴する」メンバーに感謝することで信頼感生まれる。
(具体的には木鶏会による美点凝視)
この4つをすべてまかなう職場を作ることが望まれる。

アメリカの統計では年収が7万5千ドル(日本なら6万ドル)を越えるとモノや金や地位より、人間的な成長や充実感を重視する。
勿論、家も車も持って家族で小旅行ができるぐらいでなければならない。
従来は顧客満足とか従業員満足と呼ばれたのは、モノ・金・地位を求めていた段階だ。
その段階を超えると、主体的に自己実現・成長欲求がでるのである。
マズローの社会的同調欲求を満たすと、自我の欲求になり、
さらには自己実現の欲求へ高まるのですね。

「働き方改革」の本当の意味は働く事で自分が輝く生きがいを持って主体的に行動する内発的な動機を満たし、他人と比べて競争したり、戦うのでなく、
「共創」と「調和」を大事にする集団の考え方がいる。
時短や残業カットでなく「幸福度」を満たす働き方をする個人と集団の主義が融合するフィロソフィーを実現する事だ。
言い換えると、個々人が自分という経営者であり、自分のマネージメントをすると同時に集団のマネージメントもできていることだ。

皆さんもこんな職場を創ってみませんか?

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