笑門来福

投稿日:2017年5月24日 更新日:

昔から「笑う角には福来り」といいますが、あまり深く考えたことはない。
笑う出来事や人に逢うから笑うのでは、仕事や人生が受身過ぎる。
自分がいつもニコニコ笑うから福が来ることを意味するに違いない。

何事が起こっても笑う事ができる人は仕事・人生の達人であるが、
われわれ凡人は笑いもするが泣きもするのが普通で「喜怒哀楽」に生きている。
意識して抑えたり「喜怒哀楽」を理性的に無視し、
素直な感情を押しこらえると身体に悪影響を及ぼすのは間違いない。
60歳前に大病して入院した時に看護婦さんが、
「病院に来る人はまじめで誰よりも働き自分を抑えて生きてきた人」と、
言って私を慰めてくれたのを思い出した。

ビジネスの世界も人間同志がやってるから「ビジネスは生き物」である。
熱(情熱)もあれば呼吸もするし、心もある。
身体に毒が入れば口から吐き出しもする。

自分が原因で結果の「喜怒哀楽」は受けいれざるをえないが、
世の中は関係が絡み合ってるので、相手や状況によって外から怒りや哀しみを押し付けられる事がある。

大塚家具がビジネススタイルの違いで親子が骨肉の争いをしたのは一昨年前になる。
今日のニュースで2016年が45億の赤字と発表が報じられた。

親子喧嘩で勝利した娘の大塚久美子社長には笑顔がないと言い切るコメントがあった。

一社の大黒柱である社長がどんなに知的で理性的な人でも人間を主体に経営するビジネスには、心と心が通い合うベースが必要である。

それは理論の正しさの勝ち負けの合理性でなく、
生活する人の心に共感する経営とモノ・サービスの提供に誰にも負けない努力をすることだ。

久美子社長の反省の弁もすごい。
「ビジネスは社会の中でどれだけ存在価値があるかだ」と、
言って価値がないから赤字だと理路整然と語る。(笑いはない)

中江藤樹の言によると人間は「喜怒哀楽を出でず」、
不完全な人間こそ魅力的で成長発展の可能性があり、
現実だといいたいのだろう。

笑えばいい、怒ればいい、喜べばいい、哀しめばいいが執着するなと仏教では諭す。

ある経営者は「ニコニコ顔の命がけ」こんな言葉を言っていたのを思い出した。

皆さんはどんなときでも笑っていられますか?

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